【2021年3月・ハワイ島】プナの奥地で楽しむIsaac Hale Parkのジャングル温泉

ハワイ島の南東部に位置し、1990年の溶岩によりハイウェイ130号線が遮断され、陸の孤島のようになってしまったプナ地区。そんなプナ地区のジャングルの中にある天然温泉をご紹介します♪

ハワイ島のディープな地区「プナ」

ハワイ島の南東部にあるエリア「Puna(プナ)」。以前はハイウェイ130号線で島全体をぐるりと一周とできアクセスの良い場所でしたが、1990年にハワイ火山国立公園の南エリアの海岸線カラパナが溶岩で覆われ、陸の孤島のような場所に変貌を遂げました

以降はよりローカルでディープなハワイを楽しめる場所として親しまれていますが、2018年5月にキラウエア火山が再噴火。これによりプナの一部「レイラニ・エステート」地区の住宅地が新たに溶岩流の被害を受けたことでもニュースとなりました。

パホアの街並み

ハワイ島でもヒッピータウンとして知られるこのエリアには、パホアの街を中心に農園や住宅地が広がります。パホアは小さな集落ですが、大型エコスーパー「Island Naturals」に加えてオーガニックやヴィーガン系のレストランが多いのも特徴です。

2018年の噴火で半分消失した公園

もともと遮断されたような地域だったプナ、2018年の噴火で新たに溶岩が流れこみ、現在も景観の良い海岸線を走る137号線が途中から遮断された状態のままです。そんな噴火によって公園の半分が消失してしまったのが「アイザック・ヘイル・ビーチパーク」。ここは全く新しい海岸が誕生した場所としても知られています。

2018年までは温泉の湧き水と海水が混じり合う「アハラヌイ温泉プール」があり、観光客が多く立ち寄るプナ観光の目玉スポットだったのですが、現在その部分はラヴァの溶岩で覆われた形になっています。ただし、ジャングルの中にある小さな温泉「ポホイキ」は消滅を免れ、今でも残っています。

公園の比較

以前から筆者のお気に入りスポットだったこの公園、たまたま噴火が起こる数日前に訪れていたため、今回2021年3月と2018年5月の比較写真をご紹介します。

アハラヌイ温水プールの様子

2018年

まずはこの公園の目玉だった温水プールの様子。シャワーやトイレと共に、ライフガードも常在する設備の整ったプールでした。

海岸との境界線にあり、波が押し寄せて温水と混じる不思議なプールは、泳いだり温泉に浸かったりと両方を楽しめる魅力的なスポット。ローカルにも観光客にも親しまれていました。

2021年3月

噴火後の様子。温水プールに続く小道は無惨にも溶岩流が覆い尽くし、温水プールは跡形もなく姿を消しています

溶岩流がここで止まり、そのままの手付かず状態の道路。これがあと1キロほど手前だったら温水プールは生き残っていました…。

海岸の様子

2018年

黒砂と小さな小石で覆われた以前の海岸の様子。

2021年3月

こちらが現在の様子。溶岩によってできた岩が海岸を覆い尽くし、海岸部分が伸びているのが分かります。ハワイ島に誕生した最も新しい陸地です。

新たにできた海岸線ですが、以前と同じようにライフガードも常在しています。ここで海水浴や日光浴も楽しめます。

ポホイキ温泉

2018年

海岸から歩いてすぐの森の中にあるポポイキ温泉。海水と混じり合わない独立した池なのに、潮の満ち引きに合わせて水位が変わる不思議スポットとして知られています。

2021年3月

海岸線から更に遠ざかり、ジャングルの雰囲気が増した現在の温泉の様子。以前は32C前後とぬるめのお湯だったのに、今回はかなり熱く感じました。10分ほど浸かっているだけでもかなり温まります。

ジャングルの中にあるため、木陰で緑に囲まれており、まさに大自然の露天風呂を楽しめます。

更に今回の噴火によって地形が変わり、この温泉を出てビーチとの境界線に新たに出現したのがこの広い温水プール!ここはかなりの広さなので、泳ぐこともできますよ。

この温水プールは、ポホイキ温泉の周りに数カ所点在します。アハラヌイ温水プールは残念ながら消滅してしまいましたが、変わりにこのような自然の温水プールが出現したことも自然の不思議と言えます。

アイザック・ヘイル・ビーチパークへのアクセス方法

137号線を北上

ハワイ島のほぼ最東端に位置するアイザック・ヘイル・ビーチパーク。2021年現在、ここから北に続く137号線は溶岩により遮断された状態となっています。ここにアクセスする場合は、南から137号線を北上するか、パホアの街から130号線を南下し、Kamaili通りを左に曲がる方法がおすすめです。

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