新規感染者数の減少と共に、ワクチン接種が進むアメリカ、徐々に規制が緩和されている2021年3月のフライトはどのような感じなのでしょうか?つい最近筆者が実際にサンフランシスコからハワイ島まで片道5時間程度のフライトを体験したのでその様子をレポートします。
チェックインは通常通り
今回ユナイテッド航空を利用しましたが、チェックインの大まかな流れに関して変わったところはありませんでした。ただ、パンデミック前と違うのはフライト直前に重要事項が書かれたメールが届いたこと。
記載されている大まかな内容は以下の項目です。
- 渡航先によっては陰性証明や自主隔離・エントリーフォームなどが必要な場合があるため、これをしっかり確認すること
- フライトの変更やキャンセルはオンラインまたはアプリで行えること
- 2時間20分以上のフライトには「オールインワン・スナックバッグ」が配られること
- 機内の清掃を最重要課題としていること
- 機内やターミナル内でのマスクの着用は必須であること
- コンタクトレスのチェックイン・搭乗・フライトを行うためにアプリのダウンロードを強く推奨すること
空港内にはキオスクがあり、こちらでのチェックインして搭乗券の印刷もできますが、多くの乗客はアプリでチェックインを済ませ、QRコードの航空券を活用している印象でした。
機内への搭乗について
機内への移動もほぼ変わりませんが、搭乗口で混まないようにグループに分けた搭乗ではなく、席番号が後ろの方から順々に搭乗していく形が取られていました。ゲートでQRコードをスキャンすると、そのまま機内に入れます。変わったことと言えば、入り口でCAが個装のワイプを各乗客に手渡してくれること。これを手にして自分の席まで移動します。
自分の席についたら、自分の両手はもちろん、自分がこれから使うトレイやアームレストなどをこのワイプで綺麗に拭き取ることができます。
機内での食事について
離陸してから30分ほどあと、CAが例の「オールインワン・スナックバッグ(All in one snack bag)」を配布してくれます。このちょっと後にドリンクサービスもあり、ジュースやソーダなどの飲み物をオーダーすることも可能でしたが、機内食を購入するオプションはありませんでした。
オールインバッグの中はこのような感じ。ウォーターボトルに、スイーツとスナックが入っています。機内放送では数回、本格的に食事をしている時以外はマスクを常時装着するようにとの放送が流れました。各席にスクリーンは設置されておらず、乗客が自ら持参したディバイスを使い、アプリで無料の動画を観覧する形式が取られています。
乗客の様子について
筆者が搭乗した便は往復共に混み具合は半分よりやや多いと言った状況でした。CDCのアドバイス通りに使い捨てマスクの上に布マスクをしている人が多く、搭乗してすぐに持参のスプレーやワイプを使って近辺を消毒している姿を多く見かけました。
席の配置ですが、比較的空いていたこともあり、真ん中の席はほぼ空いている状態。それぞれが自分の席に留まり、トイレに立つ人もそれほど多くなかった印象です。
最後に
2021年3月、アメリカ国内でのフライトの様子をレポートしました。カリフォルニア州では、4月15日以降は16歳以上の全ての州民のワクチン接種が認可されることもあり、ますます経済再開が広がっていく予想です。今後国内で中距離フライトを予定している方はぜひ参考にしてください。
参考記事
2021年3月、サンフランシスコ国際空港の様子は 今こんな感じ!