トレジョ・スモールロットコーヒーシリーズ!エチオピアの「Bale Mountain」を飲んでみた!

2021年11月上旬に登場した新たなスモールロットコーヒー、「エチオピア・バレマウンテン」。今年7つ目になる新たなスモールロットシリーズを紹介します。

トレジョのスモールロットコーヒーとは?

2020年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小規模なコーヒー園に焦点を絞り直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムで実現するシングルオリジンコーヒー豆です。

同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが大きな魅力。あまり流通しない小さなコーヒー園の焙煎豆を、トレジョ価格で入手できるのも見逃せません。

ちなみに去年2020年にトレジョに登場したスモールロットコーヒーの産地は、ニカラグアパプアニューギニア・ブラジル・ブルンジエルサルバドルウガンダホンジュラスルワンダベルーの9箇所。2021年は、エクアドルタンザニアカメルーンパプアニューギニアインドネシア(バリ島)メキシコ、そして今回のエチオピアの合計7箇所になります。

ちなみに去年は12月上旬にペルー産のオーガニック豆が登場し、これが年末最後となりました。今年もあともう1種類登場しそうです。

今回はエチオピアのバレマウンテン産!

national colorful flag of ethiopia under cloudy sky
Photo by Kelly L on Pexels.com

今回登場したのがスモールロット発の産地、エチオピア。アフリカ大陸のコーヒー豆は、ブルンジ共和国・ウガンダ・ルワンダ・タンザニア・カメルーンに続いて6カ国目になります。パッケージの説明によると、エチオピアはなんとアラビカコーヒーの発祥の地なんだそう。

東アフリカに位置するエチオピア、こちらのコーヒー豆は海抜1,500〜7,200フィートの高さにあるバレマウンテン国立公園内のもの。公園内には、野生のコーヒーも自生しており、ごく近年になってから地域団体の活動により小さなコーヒー農家が継続可能な経営を確立し、コーヒー豆の輸出を行う活動に取り組んでいます。

一般的にエチオピアのコーヒーは、フルーティーな香りが知られているようです。

パッケージの様子

毎回違ったパッケージデザインが楽しみでもあるスモールロット、今回はこのような感じです。アルミ製の包装ですが表面はマットな紙素材が使われています。丸みを帯びた豹柄が一面に入ったシンプルなデザインが採用されています。今回も窒素充填パック加工がされており、正面上部にサイドに引いて開けるジップロック、その真下に逆止弁バルブが付いています。

サイドのデザインもチーターの模様で統一されていると思ったら、底面だけ真っ赤な配色。中央にエチオピアの国旗と同じマークがさりげなく施されています。

コーヒー豆の詳細

今回のコーヒー豆の品種は100%アラビカで、焙煎はミディアム・ロースト。ホールビーンズの内容量は340gと同じですが、今回から1ドル値上がりしUSD9.99になっています!風味を表す表現として使われているのが「ココアニブ・苺・シナモン」。

農家によって手詰みされたチェリーは、竹製の棚で天日干しが行われているそう。この加工によって豆自体がより複雑な味わいになるのだとか。ミディアムローストの焙煎により、トロピカルフルーツのような酸味が引き立つ、とのこと。

開封レビュー

それでは開封してみます。まず香りですが、確かにフルーティーなすっきりとした香りを感じます。焙煎豆の様子はこのような感じ。焙煎された豆の色ですが、均等ではなく明るい色の豆がちらほら入っています。大きさも小さいものから大きいものまでさまざま。欠けのある豆もあり、選別はそこまで厳しくない印象です。ただしチャフのような薄皮は含まれていません。

フレンチプレストとハンドドリップで抽出して比較!

今回も2種類の抽出方法を使ってそれぞれの味を比較してみます。まずはハンドドリップから。18グラムの焙煎豆を中細挽きでグラインドし、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。

続いてはいつものフレンチプレスト。粗めにグラインドした後、フレンチプレストで5分抽出します。18gの豆に対して200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。

味の感想

ハンドドリップ

まずはハンドドリップ。発酵したようなフルーツ、もしくは赤ワインに似た香りが印象的です。苦味とフルーティな酸味が独特な、くせのある特有の味わい。後味にちょっとえぐみのある酸味を感じます。コクが少ないすっきりとした味わいです。コクを求めるなら物足りない感じですが、爽やかで軽い飲み心地です。

フレンチプレスト

続いてはフレンチプレスト。フレンチプレストにするとかなり濃厚さが引き立ちます。しっかりとした苦味とコクがあり、深煎りのような味わい。まさにボールドという言葉がぴったりです。甘いものを食べるときに飲みたくなるタイプの味。酸味もありますが、それより濃さが際立ちクリームとの相性がぴったりです。苦味が苦手な方は、量を少なめにすると良いかもしれません。

最後に

アラビカ豆が自生するエチオピアのバレマウンテン。豊かな大地で育ったコーヒー豆は、アフリカらしい荒々しさのある野生あふれる味わいを楽しめます。11月中旬はまだ次のコーヒー豆が入荷されていませんが、12月上旬に新たなシリーズが出たらそちらもレポートします♪

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