月に一度、サブスクリプションで楽しめるお弁当シリーズから、今回は2025年10月の「秋のお弁当」をご紹介します。
りんたろうのグルメ弁当サブスクサービスとは?

グルメ弁当テイクアウトは、サンフランシスコの人気カリフォルニア・和食料理店「居酒屋りんたろう」が提供する月1回の季節限定・特製弁当サービス。本格的な和の味と共に、旬の食材や地元の小規模生産者から仕入れたこだわり素材を使用しているのが特徴です。
利用方法ですが、まずTable22の専用サイトから申し込みを行い、サブスクに加入します。月に一度ピックアップの日を選択するリマインダーが届くため、その日を予約、あとは市内にあるレストランまで直接出向いてお弁当を受け取る形となります。
また、「サブスクまではちょっと…」という方には、Resyのサイトからその月のお弁当のみを単発で購入することも可能です。

人気レストランのサービスだけあり、筆者の場合はウェイトリストで数ヶ月待ちましたが、2025年はじめに無事サブスク加入ができました。気になるお値段ですが、2025年7月まではお弁当一個につき$80でしたが、なんと2025年8月から値下げが実施。現在は$65(税+手数料込$70.60)で購入できます。その分、食材の選び方が前ほどニッチではなくなったように感じますが、消費者によっては大変喜ばしい値下げと言えます!
10月のテーマは「秋のお弁当」

秋も深まった10月のピックアップ。4時過ぎに向かうと、なんとピックアップデスクに列ができていました。どうやらお弁当の準備が少し遅れているようで、皆さん順番を待っている様子です。

デスクで名前を告げると、「ちょっと待っててね」と言われ、5分ほど待つとお弁当を持ってその場で包んで渡してくれました。ちなみにこちらがりんたろうの中庭の様子。和の雰囲気が巧みに再現された空間で、手前には柚子の木が植えられています。

こちらが手渡されたお弁当。今月から紙袋のデザインが黒に変わり、よりシックで落ち着いた印象になっています。
お品書き

こちらが10月のお弁当のお品書き。10月は「秋のお弁当」で、メニューには柿の葉寿司、鱒の押し寿司、いなり寿司、秋の天ぷら、栗の渋皮揚げ、海老かつ、だし巻き卵、菜の花がラインナップされています。今月のデザートは洋梨のケーキです。そして今回の主役は、なんといっても柿の葉寿司のようです。
お弁当の様子

こちらが今月のお弁当です。先月と同じく、経木折の素材を使った容器に詰められています。
今月もオリジナルデザインの帯がかけられ、十五夜の月を思わせるイラストが風情を添えています。帯には、しめ鯖の柿の葉寿司や栗の渋皮揚げと、今月のメイン料理が記されています。

こちらが開封したお弁当の様子です。左半分に敷き詰められたお寿司が、なんとも華やか。
今月のお弁当は、見た目の美しさがひときわ際立っています。

今回はお寿司用のお醤油、天ぷら用のタレ、そして海老カツ用のソースと、こだわりが光る3種類のソースが入っています。

味も食感も印象的だったのが、秋の天ぷらの舞茸。しっかりとした厚みとジューシーな食感で、まさに食べ応え抜群の一品です。海老かつや栗も、どれも安定したおいしさで、ひと口ごとに秋の味覚を堪能できます。

1個目の柿の葉寿司を開いてみると、中から現れたのは鱒。鯖が出てくるかと思いきや、色鮮やかな鱒でした。。。
ワシントン州産の鱒は、サーモンと見間違えるほど脂がのっており、濃厚な旨みが特徴。すだちのスライスを一緒にいただくとその味わいがさらに引き立ちます。

残りの二つの柿の葉の中には、しっかりと鯖が入っていました。こちらは和歌山産の鯖のようです。
お酢でしめられたネタは、ほどよい酸味と深みのある味わい。このクオリティのお寿司がテイクアウトのお弁当で味わえるとは、なんとも贅沢です。

こちらが今月のデザートです。ハニーケーキのやさしい甘さの生地の上に、スライスされた洋梨がのっています。
ほのかに甘く、やわらかな洋梨が素朴な生地とよく調和し、上品な味わいに仕上がっています。
最後に
サンフランシスコにある居酒屋りんたろうの10月のお弁当をご紹介しました。見栄えが良く、秋の味覚をしっかり堪能できたお弁当、今年食べたお弁当の中でもトップクラスの満足度でした。来月11月のお弁当ですが、去年は鰻の蒲焼でした。今年も同じだと・・・思わずテンションが上がりそうです!