グルメの街として知られる人気の観光地オアハカ。今回は筆者が実際に食事をしておすすめしたいレストランを8つご紹介します♪
1. ローカルに人気のシーフードスポット「Humar」
まずご紹介するのが、美味しいシーフードをいただける「Humar(ウーマル)」。セントロ内にあり、観葉植物が多く置かれた雰囲気の良いレストランです。
ストリートに面した一階のパティオ席のほか、2階にはデッキ席もあります。夕方は気温が下がるため、オアハカの街を眺めながら食事をするのにぴったりです。客層はローカルと観光客が半々といったところ。ローカルがちょっとおめかしして、デートや食事をするような雰囲気の場所です。
こちらのおすすめは、シーフードタコスとセビーチェ。セビーチェはプランテインチップスがトッピングされており、パッションフルーツの酸味が効いて爽やかです。どのプレートも盛り付けが凝っており、見た目も華やか。夕暮れ後に徐々に暗くなっていくオアハカの街を眺めながら、食事を楽しめます。
2. ウェエスタンメニューが揃う「Boulenc」
欧米人の観光客御用達のレストラン&カフェが「Boulenc(ボウレンク)。通りから見た外観は殺風景ですが、中に広い半屋外のコートヤードを持つ、カジュアル且つ雰囲気の良いスポットです。
店内は自然光が溢れるコートヤードになっており、ピザを焼く窯も設置されています。メニューは英語の記載もあり、ピザやサラダ、サンドイッチなど、一通りの西洋料理が揃っています。客層はほぼ観光客か、現地に住む外国人といった印象。
エスプレッソドリンクからコンブチャまで、ドリンクも充実しているほか、クロワッサンなどのペーストりーやケーキも取り揃えているので、カフェとしての利用も可能。ランチやブランチのほか、軽食や軽い夕食など気軽に立ち寄りやすいメニューを揃えているのがおすすめポイントです。
3. ヴィーガンスタイルのご当地グルメを楽しめる「Hierba Dulce」
セントロ内でベジタリアンやヴィーガンに人気のレストランが、「Hierba Dulce(イエルバ・ドルセ)」。伝統的なオアハカ料理というよりも、モダンにアレンジした創作メキシコ料理を提供するレストランです。外観はテラコッタを思い起こさせるクレイのような色合い。
店内はこじんまりとした広さで、半屋外のコートヤードがダイニングスペースになっています。カラフルなメキシコの装飾ではなく、アーストーンを中心としたシンプルな内装。客層はメキシコ人・外国人問わずほぼ観光客と言った感じです。
メニュー自体はタコスやメメラス、エンチラーダなど典型的なメキシコ料理がラインナップされています。パンからモレソースに至るまで、どれも自家製。プラントベースのオアハカの郷土料理を楽しみたい方、お肉を控えたいときの食事にもおすすめです。
4. 目抜き通り沿いで観光に便利!「La Popular」
オアハカのランドマーク、サンタドミンゴ教会のほぼ目の前に位置し、非常に便利なロケーションを持つのが「La Popular(ラ・ポピュラル)」。おいしいタコスで有名なカルメンの屋台の通り向かいにあります。
通りの角に位置し、壁がない店内は天井が高く風の通る開放的なレイアウト。通りの風景を眺めながら食事ができます。ダイナーのようなカジュアルなお店なので予約はいらず、そのままふらっと立ち寄って食事をいただけます。場所柄、客層は国内外問わず観光客で占めており、ひとり利用も多い印象です。
ここはタコスやテラユーダのようなメキシコ料理から、ギリシャサラダやスープ・セビチェなどあっさりといただけるメニューも数多く展開しています。暑すぎて食欲がない時、ガッツリとしたご飯を避けたい時などに便利です。
5. 雰囲気抜群!Casa Oaxaca
観光メッカサンタドミンゴ教会の脇にあるどっしりとした構えのコロニアルな建物内にあるのが「Casa Oaxaca 「カサ・オアハカ」。今回行ったレストランの中で最も広く、テーブル席が多かったのがこちらです。夕暮れの時間帯は混むので、事前の予約をお勧めします。
白い漆喰の壁と木製をベースにした店内は、昔ながらのメキシコの建物といった雰囲気が満載。2階にオープンキッチンがあり、クレイの窯でトルティーヤを一枚一枚焼いています。
ここの魅力はなんといっても、2階にある広いパティオ席。テーブル数は多いのですが、とにかく広いので混み合う印象はありません。オアハカの古い街並みの中心にあり、夕暮れ時に教会をはじめとした歴史的な街並を存分に楽しめます。客層は観光客が多く、ちょっとドレスアップして赴く印象です。
出されるメニューはどれもコンテンポラリーなメキシコ創作料理といったところ。まず目の前で石製の臼で手作りのサルサを作ってもらえます。サラダや刺身、ステーキなどどれも手が込んでおり、旅の最終日やお誕生日などのお祝い事にもぴったりです。
6. 創作料理が人気!「Los Danzantes」
オアハカのお勧めレストランとして必ず名前が挙がるのが「Los Danzantes (ロス・ダンザンテス)」。こちらもセントロ内にある歩行者天国の通り沿いにあり、アクセスに便利です。
店内は大きな屋外スペースとなっており、四方が高い塀に囲まれたユニークな空間になっています。前述したカサ・オアハカのように景色を楽しむことができませんが、暗くなるとキャンドルの灯りや電飾で雰囲気がアップします。客層はほぼ国内国外と問わない観光客。ここもちょっとドレスアップして赴くタイプのレストランです。
こちらのレストランは何といっても他に類を見ないユニークなメニュー展開にあります。契約農家のオーガニック野菜や食材を使用したメニューは、メキシコ料理をベースに様々な国籍の料理を取り入れたオリジナルな味わい。
5種類のモレが食べ比べができるティスティングメニューはぜひ選びたいメニュー。自家製のメスカルカクテルもあり、ファームトゥテーブルのレストランが好きな方にぜひお勧めです。
7. オアハカの食文化を堪能!「Levadura de Olla」
オアハカ南部の小さな村の食文化のメニューを提供する、ご当地グルメに欠かせないスポットが「Levadura de Olla(レバドゥラ・デ・オーヤ)」。シェフが生まれ育ったサン・マテオ・ユクティンドという小さな村で日常的に食べられる伝統的な食事をいただけます。
場所はセントロの中心地にあり、中に入るとローカルのクレイで作られた独特の土色をした陶器が至るところに飾られています。
店内は典型的なコロニアル様式の内装で、こ綺麗な古民家のような雰囲気です。使われる食器や鍋はほぼクレイの陶器が使われており、トルティーヤを焼くかまどもあります。
メニュー設定はグアカモレやモレ、タマレスなどのほか、特別なお祝い事で食べられる伝統料理。ユニークな創作料理はありません。ここでぜひお勧めしたいのがさまざまなオアハカ原種のトマトが使われたサラダ。いろんなトマトを食べ比べできるだけでなく、華やかな盛り付けも楽しめます。
8. ローカル感満載!「Tlayudas Doña Flavia Reforma」
観光名所である旧市街から北に外れた住宅街にあるのが、トラユーダ専門店「Tlayudas Doña Flavia Reforma(トラユダス・ドーニャ・フラビア)」。メキシコらしい壁画が目印のレストランです。
店内は大きな車庫をレストランにしたような雰囲気で、壁や中2階に自転車が飾られています。エントランスから入ってすぐの場所にグリル、奥にキッチンがあります。テーブルと椅子はカラフルなペンキで塗られており、客層はほぼ全員が付近に住むローカルです。
この入り口付近にあるグリルで肉や野菜がグリルされ、トラユーダの具材として使われています。ここはダイニングエリアは吹き抜けではなく、加えて店内にグリルがあるため、比較的熱がこもっている感じを受けます。
こちらがベジタリアンのトラユーダ。一人前を二人でシェアすると、このように分けて持ってきてもらえます。トラユーダはオアハカ発祥のご当地グルメで、巨大なトルティーヤを使うことからメキシコピザとも呼ばれています。
かなりのボリュームなので、一人で一枚オーダーすると絶対食べきれません。ここはグリルしたお肉のトラユーダが人気で、焼きたての熱々をいただけます。お値段もふたりで15ドル前後とかなり破格です。ただしセントロからは遠いため、長時間歩くのが苦手な場合はタクシーやシェアライドを使ってアクセスする方法がお勧めです。
最後に
オアハカでおすすめしたいレストランを8つご紹介しました。どのレストランもほぼセントロ内にあり、アクセスに非常に便利です。オアハカ旅行の際に、ぜひ参考にしてください♪