2023年4月7・8日、21・22日の4日間行われた北カリフォルニア桜祭り、パンデミックの2029年以来、4年ぶりに再開したグランドパレードの様子をご紹介します。
3年ぶりの再会となったグランドパレード!
2019年以来、パンデミックの影響で開催自粛が続いていた桜祭りですが、2022年に遂に再開の運びになりましたが、最終日のパレードは残念ながら延期となっていました。今回のパレードは、実に3年ぶりの実施という形となります。毎年22万人が参加すると言われるサンフランシスコの桜祭り、パンデミックから抜け出し、ようやく今年本格的に復活した形となります。通常パレードの参加グループは約60組程度ですが、今年は43組の参加となっています。
パレードのルートは、以前ご紹介したサンフランシスコ観光穴場スポットシティーホールの目の前からスタートし、そのままポルク通りを北上し、ポスト通りを右に曲がる約2キロのコースとなります。
スタート地点の様子
こちらがシティーホールの前にあるパレード出発地点。筆者が到着したときには、すでにスタートから20分経過した段階で前半を見逃してしまいました。。こちらはおそらくコスプレ同好会の皆さんだと思われます。それぞれが、アニメキャラのコスプレなどを着用しています。
沖縄舞踊を踊るグループ。沖縄独特の帽子と衣装が色鮮やかです。この後ろに太鼓を持った参加者が続きます。
サンフランシスコ名物の消防車、霧ちゃん。去年のプライドパレードにも参加していましたが、今年のパレードにも登場です。
今回1番参加人数が多かったダンス団体が、こちらのグループ。全国から集まった参加者が、ダイナミックなダンスを披露してくれます。
グループの最終尾で巨大な旗を持った3人衆は、強風にかかわらずカラフルな旗がはためく様子は圧巻です。
2019年の画像となりますが、こちらが桜祭り名物の芝犬パレード!芝犬同好会の皆さんが、自慢のペットと共にパレードに参加します。2019年は60匹の参加だったそうですが、今年はなんと100匹に増えたのだそう!見逃したのが非常に残念です。。
フィナーレを飾る、サンフランシスコ樽神輿!
パレードのフィナーレを飾るのが、名物のサンフランシスコ樽神輿です。この神輿はシビックセンターからの登場ではなく最終地点目前のラグナ通りの手前からはじまり、ポスト通りを行進します。もしパレードを全て観覧したいのであれば、観覧スポットはシビックセンターではなく、最終地点付近ラグナ通りあたりがおすすめです。
サンフランシスコ樽神輿連が運営するこちらの神輿担ぎですが、なんと縁起を担ぐために、1968年の第1回桜祭りから続く伝統行事なのだそう!当初は25人程度で担いでいた神輿も、今は100人以上が参加し独特の熱気に包まれます。ちなみにこの神輿は、年齢性別人種を問わず、応募をすれば誰でも担ぐことができます。前日に行われるお清め式にも参加できる特典も付いてきますよ!
この神輿は、二重の高台に4つの酒樽を二重に積み上げ、その上に1つの酒樽、巨大な鳳凰がのせられているのだそう。重さは453キロ以上もあり、この時だけは周りに人が侵入しないように神輿の周りに侵入禁止テープが貼り巡られます。1868年の明治維新の際に誕生したと言われる樽神輿、太平洋を渡ったアメリカでもしっかりとこの伝統が受け継がれています。
パレードはこのままポスト通りを行進し、ウェブスター通りで終了します。
ちなみにジャパンタウンの中心地である平和広場ですが、先週ナンシー・ペロシ議員が、連邦政府の助成金300万ドルを受け、五重塔と敷地の全面改修が可能になったと発表したばかり。3,500万ドルのプロジェクトは、2024年に着手し、2025年に完成する予定です。
最後に
4年ぶりに開催されたサンフランシスコ伝統行事桜祭りのパレードの様子をご紹介しました。サンフランシスコを代表する6月プライドパレードや春節パレードに比べると規模は小さいですが、その分アットホームで見ごたえは十分にあります。気になる方は来年のスケジュールをチェックしてみてくださいね。