サンフランシスコでエスニック料理と言えば、ビルマ料理が人気ですが、バーナルハイツにあるアットホームなネパール料理レストランもおすすめ。今回は地元に愛されるネパール料理店をご紹介します♪
バーナルハイツの人気ネパールレストラン
サンフランシスコでは、人気のビルマ料理店があり、観光客にも人気ですが、実はネパールレストランも数多くあります。南はインド、北はチベットに挟まれたネパールのユニークな地理的位置づけを反映するネパール料理、インドの平原やヒマラヤ山脈など地方によって料理が大きく異なるのが特徴です。今回紹介するのは、チベットやヒマラヤと直接関係のある民族（タマン族）の出身であるオーナーシェフ、プレムさんが2010年から営業を続ける老舗レストランとなります。
クジーン・オブネパールの外観とアクセス方法
クジーンオブネパールレストランがあるのが、サンフランシスコ北にあるバーナル・ハイツ地区。バーナルハイツの東端となるミッション通り沿いに店舗があり、以前ご紹介した小さい寿司クラブからはわずか数ブロックの距離です。レストランの外観はこのような感じ。大きな看板がありますが、ストアフロントは狭く、メインエントランスがあるのみのシンプルな見た目です。
レストランにユニオンスクエアからアクセスする場合は、パウエル駅からMUNI全線南行きに乗車し、24丁目＆ミッション通りで下車、それから徒歩かバスでアクセスするか、シェアライドがおすすめ。いずれにせよ、一帯はミッション地区ほど人通りが多くないため、暗くなったらシェアライドでのアクセスがより安全です。
内観と雰囲気
メインエントランスから見た店内の様子。縦に長い構造で、廊下のような空間にテーブルがずらりと並べてあります。壁際には壁に沿ってベンチが置かれています。
突き当たりにあるのが、大きなテーブルとカウンター、厨房は壁の奥となりダイニングスペースからは見えない昔ながらのスタイルです。店内は木彫と白が基調で、ネパールらしい小物の装飾がありますが、あまりこだわりはない雰囲気です。
テーブルセッティングとメニュー
各テーブルにはテーブルクロス代わりに白い紙が2枚敷かれており、朱色の布ナプキンで包まれたカトラリーが置かれています。おそらくこの朱色がテーマーカラーのようで、ベンチに敷かれた座布団も同じ色で統一されています。メニューは昔ながらの紙製で、クリアバインダーに入れられたファイルを持ってきてもらえます。
メニュー構成は、多種類のカレーとカバーブが多く、どれもレンズ豆、ミックスベジタブル、ソース、ナン＆白飯が付くコンボの選択ができます。
オーダーしたメニュー
ここからは、これまでオーダーしたメニューをご紹介します。ネパールの餃子として前菜に欠かせないのがモモ。皮が餃子より少し厚めで食べ応えのあるサイズが特徴です。チキン、ポーク、ベジの3種類から選べ、どれも辛いソースがサイドについてきます。モチモチとした食感と、スパイスの効いたソースは中国や韓国の餃子とはまた違った味わいです。
右側が、レストランの王道メニュー「カシューチキン」。火で炙った鶏肉にトマトベースのソースをかけ、生クリームの代わりにカシューナッツでクリーミーに仕上げたカレーです。マイルドでコクがある味わいは、時々無性に食べたくなる味。
手前にあるのがコンボプレート。ライス、ガーリックナンかプレーンナン、ダール、野菜カレーが付いてきます。メインに追加で1ドル払うだけなのでお得感満載です！
右側が、バターナッツスクワッシュとカボチャのカレー。ほのかな辛さが瓜の甘さを引き立てくれます。カシューカレーほど濃厚ではなく、あっさりとしていますが、カボチャのほくほく感がまさに家庭料理のような味わいです。ラッシーも濃厚で、辛いカレーとの相性抜群です。
オリーブオイルとヨーグルトでマリネしたチキンを焼いたもの。こちらもコンボでいただけます。こちらは正直、それほど特別感はなく、屋台で食べるカバーブににています。ただ羊肉だとより美味しいのかもしれません。
最後に
サンフランシスコでおすすめしたいネパール料理店をご紹介しました。場所柄、素朴な内装の地元民に愛されるレストランは、アットホームな雰囲気でネパールならではの家庭料理をいただけます。食後はコートランド通りを真っ直ぐ東に歩くと、バーナルハイツの繁華街を散策できますよ。
店舗情報
- Cuisine of Nepal Restaurant
- 住所：3486 Mission St, San Francisco, CA 94110
- 営業時間：4-10pm (月曜定休）
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