以前ご紹介したサンフランシスコに進出する都市型IKEA、2021年にオープンの予定も延期になったままの状態でした。2023年に入って新たな動向が報告されたのでこちらをご紹介します♪
オープン予定は今年の春!
2020年、IKEAの親会社Ingkaが25万平方フィートの空きビルをLivat cityコンセプトに開発し、そのうちの7万平方フィートがIKEAにする、と発表してから実に3年、ついに新たな動きが出てきました。2022年12月の段階では、オープンは2023年秋と報じられていましたが、2月に入って新たにオープンは今年の春という情報が出てきました。
まず2月の初週にIngka Centresの情報筋が、IKEAは春先のオープンに向けて話を進めているという記事がリークされましたが、昨日リリースされたSF Gateの記事によると、IKEAの広報担当者が、2月2日にメールで春の開店を発表したとのこと。いよいよオープンの予定が具体化されてきました!メールでの記載では、late springという表現が使われており、正確な日付はまだ分かりませんがアメリカで6月といえば既に夏なので、おそらく5月あたりだと思われます。
IKEAの場所とアクセス方法
今回IKEAの親会社Ingka Centresが買収を行ったのが、マーケット通り沿いにある945Marketの建物。ユニオンスクエアからは、徒歩圏内にありパウエル通りをマーケット通りまで歩き、そのまま西の方向に2ブロック歩くと左手に建物が見えてきます。ユニオンスクエアからの移動時間は約5分程度と非常に便利な立地条件です。
945Marketは、ガラス張りの大きな建物で、郊外に店舗がある青いIKEAとは全く違った外見をしています。この建物はスウェーデン語で生き生きとしたという意味を持つLivatと名付けられ、現在は建物の一階部分にこのロゴと、IKEAが登場するという控えめなサインが貼られています。
Livatが展開する商業施設
2022年2月に、ロンドンにこのリバット支店 “Livat Hammersmith” が先駆けてオープンしており、サンフランシスコのLivatも同じように車が要らない都心の立体的なモール構造に、ポップアップ店舗、フードホール、ミーティングスペースなどが入った商業施設となるようです。
このロンドンの店舗を見てみると、IKEA以外にH&MやSainsbury´s、銀行、レストランやスウェーデンデリも入っており、サンフランシスコの店舗もおそらく同じようなコンセプトになると予想されます。
都市型IKEAとは?
今回オープンするIKEAは、通常郊外にある大きなIKEAと比べ、約1/5のサイズに凝縮された小型店舗となるようです。これはIKEAの新しいコンセプトで、全米では初の試みとなります。都市部に住み車がなく今まで気軽にIKEAに足を運べなかった層をマーケットにすることで、より多くの人にIKEAを利用してもらうのが狙い。
すでにオープンしているロンドンの都市型IKEAを見てみると、レストランのほかに、フードマートとビストロが併設されており、大型IKEAと全く同じように食事をしたり、食材を購入したりデリでのテイクアウトが可能のようです。
最後に
2020年からずっと先延ばしになっていたサンフランシスコのIKEA、この情報が正しければ後数ヶ月でオープンとなるようです。またオープンした際には、どのようなレイアウトなのかレポートしたいと思います。