サンフランシスコの最も北西端にあるゴールデン・ゲート国立保養地「ランズ・エンド」。全長約5kmのトレイルを楽しめる広大な公園は、スペクタキュラーな景観を臨む見どころがいっぱい。ランズ・エンドで見逃したくないスポット6つをご紹介します。
ランズ・エンドを訪れる前に
ゴールデン・ゲート国立保養地の一部である「ランズ・エンド」、約3マイル(4.8km)のトレイルが続く手付かずの自然と絶景を楽しめる場所です。トレイルはどこも未舗装で、場所によっては崖のように急な斜面を登る箇所もあります。また、立地的に強風が吹く場所でもあるので、歩きやすい靴・防寒服・帽子や日焼け止め・水筒を持参するとより快適に過ごせますよ。
【1】ランズエンド・ルックアウト
ランズエンドでも、最も人気のスポットと言えるのが専用駐車場からすぐ西側にある「Lands End Lookout(ランズエンド・ルックアウト)」。手前のスートロ・バスの跡地と太平洋をバッグとした広大なパノラマは、ランズエンドを代表する景色と言えます。車を降りてすぐにこの景色に出会える立地条件の良さも魅力。車椅子でも問題なくアクセスできます。
【2】ゴールデンゲートブリッジ展望スポット
ランズエンドで人気のなだらかな丘を越える「Coastal Trail(コースタル・トレイル)」を抜けた先にあるのが、ゴールデンゲート橋を全貌できる「Land’s End viewing spot(ランズエンド展望所)」。サンフランシスコ湾向かいにあるマリーン郡を背景に、真っ赤な橋が映える風景はまさにここだけの景色です。トレイルは未舗装ですが比較的なだらかで、初心者にも優しいコースです。専用駐車場からここまでは徒歩で約30分の距離です。
【3】マイルロック・ビーチ
コースタル・トレイルを左に続く細道を利用すると到着するのが、北端にある「Mile Rock Beach(マイルロック・ビーチ)」。小岩や石が砂浜に敷き詰められた小さな海岸は、潮が引いた状態だと多くの流木が姿を現します。崖下のビーチへは、トレイルから240段ほどの階段を降りてアクセスする形になります。
【4】ランズエンド・ラビリンス
マイルロックビーチのすぐ東がわにあるのが、小石を敷き詰めて作られた「Labyrinth at Land’s End(ランズエンド・ラビリンス)」。これは地元アーティストによって2004年に製作されたもので、何度か破壊され、その度に修復されてきています。公式地図には載っていませんが、ランズエンドのちょうど真ん中の北端に突き出た箇所に作られた神秘的なスポットとして人気です。
ここは、小高い丘の上から見下ろせるだけでなく、実際にラビリンスまで降り、中を歩く体験もできますよ。
【5】スートロ・バス
専用駐車場から西側にあるトレイルを使ってアクセスができるのが「Sutro Bath(スートロバス)」。ここは7つの海水プールがあった大衆浴場の跡地で、付近を歩いて散策が可能です。サンフランシスコの24番目の市長スートロによって1896年に開業し、1966年に廃業。同じ年に謎の火事により建物が全焼した歴史があります。現在は公園の一部として使われています。
かつて浴槽だった淵の部分を歩いたり、太平洋を目の前にちょっと一風変わった光景の写真と撮れる場所として知られています。
【6】ランズエンド・ギフトショップ
ランズエンドの専用駐車場にある「ギフトショップ」にも立ち寄ってみたいもの。中にはサンフランシスコにゆかりのある雑貨やお土産ものが販売されています。ガラス張りの店内から西側に続く海の様子を眺めることもできますよ。この建物の間隣には公衆トイレもあります。トレイルを散策する前後に立ち寄るのに便利です。
スポット情報
- Lands End Lookout
- 住所:680 Point Lobos Ave, San Francisco, CA 94121
- ギフトショップの開館時間:9AM-5PM