年末の感染拡大をピークに、1月中旬から減少傾向にあるカリフォルニア州。サンフランシスコも屋内飲食が可能となり、経済再開プランが進んでいます。そんな渦中、サンフランシスコ国際空港はどのような感じなのか、現在の様子をレポートします。
空港内はフルオープン!
自己隔離の規制が解かれたサンフランシスコ、徐々に人の行き来も増えてきています。空港内を利用している乗客が若干少ないかな、という印象ですが、2021年3月の時点で空港内の店舗はどこも営業しており、コロナ禍前とほぼ同じような状態まで戻っている感じです。
ターミナルまでは同じ要領
まず出発ロビーですが、以前と全く同じようにチェックインを済ませ、セキュリティーゲートを通過します。ただ変わった点として、より多くの人がキオスクの利用をせずにアプリを使ってチケットを発券している印象を受けました。スマホの画面にQRコードを表示するだけでセキュリティーの通過も、搭乗も問題なく行えます。
以前と変わったのは、セキュリティーを通る際に、免許証などのIDを表示したあとマスクを取って顔を見せるように指示が入る工程です。マスクを取るのは一瞬ですが、両手を使う作業になるため荷物が多い場合は特に予め心づもりをしておくとここでもたつかずにすみますよ。
第3ターミナルの様子
こちらが多くの国内線の航空機が出入りする第3ターミナルの様子。パンデミック前までは知る人ぞ知る存在だったZoomの広告がデカデカと掲げられています。
飲食店前には人が並び、パンデミック前と変わった様子と言えば全員がマスクとしていることと、ソーシャルディスタンスを取ったテーブルの配置が取り入れられていること。人の動きが少ないものの、いつもと変わらないターミナル、といった感じです。
ラウンジもフルオープン!
出発前にAMEXラウンジに寄ってみましたが、こちらも以前と変わらずに機能しています。ラウンジ内はさらに感染対策が強化されており、まずラウンジ内の人数を制限するために係員が入り口に待機しており、指示に従ってラウンジに入るシステムに変わっています。中に入ったら、今までは自由に座れたテーブルも案内制になっていました。
今まではセルフサービスだったバフェットステーションとコーヒーステーションですが、ここも係員が待機し欲しいものをサーブしてもらうシステムになっています。食事内容は変わったところはなく、以前と同じように温かい食事をいただけました。
シェアライド待ち場が変更に
今回到着の便を利用したときに気付いたのですが、UberやLyftなどのシェアライドを待つ場所が変更になっています。ゲートのセキュリティーを出ると、頭上に「Ride App Pick Up Zone」というサインが出てくるので、このサインに沿って移動しましょう。エアトレインに向かう順序とほぼ同じで、画像のような駐車場に続くドアの前に辿り着きます。
ここがドライバーからピックアップしてもらう場所となり、アプリにターミナルとゾーンを指定すると指定されたゾーンに車が迎えにきます。以前のように到着ターミナルまで上がり、ターミナル前の車道を横切る動線に比べると、より効率よくシェアライドを利用することができるように改善されています。
手配が済んだら、指定したゾーン付近に社会的距離を保ちながら待つサインがあるのでここで迎えを待ちましょう。雨の日であっても車が到着する直前まで屋外に出る必要がないので、濡れる心配もなくなっています。
最後に
2021年3月、現在のサンフランシスコ国際空港の様子をレポートしました。体感的にはパンデミック前と変わりない様子でしたが、今後は経済再開が進むにつれてこれからさらに混んでくると思われます。サンフランシスコ国際空港を利用する際はぜひ参考にしてください。