2020年に、その個性的な食感とおいしさで大きな話題となったトレーダージョーズの「ウベ・モチパンケーキ」ミックス。今年も5月24日に店頭に登場しました。売り切れ必須の人気商品をレビューします。
そもそもウベとは?
まず聞き慣れないウベですが、これはフィリピン産の紫芋のこと。フィリピンで「ウベ」という名前が浸透していることから、アメリカでもそのまま使われています。この紫芋はヤムイモの一種で、アメリカではPurple Yamという単語が使われることも。トレジョでは両方の呼び方がパッケージに記載されています。
さつまいものような甘さはなく、山芋のように粘り気があるのが特徴で、サンフランシスコにあるフィリピンカフェでも画像のようなウベ・フレンチトーストなどを食べることができます。ちなみにハワイでもパンに練り込んであったり、マラサダの原材料にもなったりと、ウベが使われたメニューを良く見かけます。
【1】売り切れ続出!「ウベモチ・パンケーキミックス」(USD3.99)
去年発売と同時に話題となり、即売り切れたウベ・パンケーキ。今年も購入制限が設けられているにもかかわらず、9丁目の店舗では2日で品切れとなりました。4丁目の店舗は陳列をせずに、カスタマーサービスのカウンター裏に隠す方式が取られています。ここでお願いすると各家庭につき2個まで購入できます。
このパンケーキミックスは、小麦粉ではなく米粉を原材料にしたグルテンフリー商品。もちもちとした食感が良く、程よい甘さとウベならではの独特の濃厚さとコクが特徴です。
パッケージには濃い紫が使われた存在感のあるデザインで、重さ377g・お値段はUSD3.99。去年の画像と比べてみましたが、お値段もパッケージも全く同じです。
作り方は他のパンケーキミックスと同様、卵・水・バターがあればOK。分量を変えることで、ワッフルとパンケーキの両方が作れるのも便利です。ちなみに原産国の記載はなく、このウベがフィリピン産なのかは分かりません。
こちらは去年作った際の画像です。生地の色は焼くと茶色に近い深い紫に。そこまで見栄えがする色合いではありませんが、モチモチした食感と濃厚な味わいは、アメリカのパンケーキと比べると非常にユニークでまた食べたくなる味。この独特の甘さは、フルーツやグリークヨーグルトとの相性も抜群です。去年はじめて購入し、気に入ったのでリピしようとしましたが、限定商品だったため既に売り切れでした。
今年は5月24日からの販売ですが店頭にない場合は、カスタマーサービス裏に置いてある可能性があります。そちらもチェックしてみてください。こちらは去年から再販を待つほど、個人的におすすめ商品です!
今週の推し商品「ウベ・ティー・クッキー」(USD3.99)
2021年5月下旬に店内にどどーんと存在感抜群に積み上げられたのが「ウベ・ティークッキー(USD3.99)」。まさに今週の推し商品といった感じ。これでもか、と言わんばかりの量はまさに圧巻です。こちらの箱はパンケーキより大きめで、内容量は283g。
まるっこいクッキーは、せっかくの紫にパウダーシュガーがコーティングされており、薄紫に見えます。
半分に割ると、中身はきれいな紫。味に関しては、ウベ自体の味の強くないため、なんだかぼんやりとした甘さ。見た目は可愛らしくユニークですが、後を引くような甘さが気になります。
ティークッキーなので、午後の糖分補給にちょっとだけ食べる分には良いかもしれません。
ウベ・アイスクリームも登場!
5月中旬に登場したのが、このウベ味アイスクリーム!473ml入りの容器に入っており、お値段はUSD2.99。UBEと大きく書かれた大きなデザインがかなり目を引きます。
パッケージは紙製で、デザインはこのような感じ。蓋を開けるとプラスチックの薄い膜で密封されています。原材料を見てみると多い順から「クリーム・水・砂糖・ウベピュレー」と記載されています。
質感に関しては、密度がありどっしりとしていますが、10分ほど常温で解凍すると柔らかくなります。
紫の色は非常に綺麗ですが、こちらも同じくなんだかぼんやりとした味…。クッキーと同じくウベの特徴的な重さのあるコクを感じますが、味の系統としては、ねっとり甘い栗きんとんに似ているかもしれません。
特に引き立つ美味しさという訳ではありませんが、ウベパンケーキやワッフルの上にのせると、甘党の方や子どもは喜びそう。ユニークなフレーバーとして試して見る価値はありそうです。
最後に
去年から人気のウベモチ・パンケーキ。今年はティークッキーとアイスクリームも登場し、シリーズ化の展開となっています。パンケーキに関しては、購入数の制限があるほどの人気ぶりなので、気になる方は早めにゲットしてみてください。
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