2020年7月にトレジョの店頭に並んだスモールロットコーヒー、ウガンダ「マウント・エルゴン」。今回はこちらのコーヒー豆をご紹介します♪
トレジョのスモールロットコーヒーとは?
今年から本格的にはじまったトレジョの「スモールロットコーヒー」シリーズ。これは小さなコーヒー園に焦点を絞り、直に契約を結んで1年分のコーヒー豆の生産量をそっくり買い取るシステムのこと。
同じコーヒー園でもその収穫する年の天候などの条件によって味やクオリティーが変動するため、まさにシングルオリジンならではの一期一会の味わいを楽しめるのが魅力です。
ちなみにこの限定販売コーヒーは、2020年はマウントエルゴンを含む8種類、2021年は10〜12種類のシリーズがお目見えする予定だそう!
今年はこの「マウント・エルゴン」のほかに3月から「パプア・ニューギニア」「ブラジル・モスカルディーニ」「ブルンジ・Agahore」「エルサルバドル・サンタ・アナ」の5種類が販売されています。
山と夕日と大草原「ウガンダ・マウントエルゴン」
東アフリカの内陸に位置するウガンダ共和国。ブルンジ共和国と同じくあまり馴染みのない国ですが、ブルンジ共和国の北に隣接しており、高品質のコーヒー豆の生産で知られています。
パッケージは緑の山と奥に広がる草原、そして夕日を連想させるデザイン。サイド部分はヴィヴィッドなオレンジ色を採用したセンスの良い配色です。
品種は100%アラビカ種・焙煎はミディアム・ロースト・内容量は340g。風味は「キャラメル・ダークチョコレート・りんご」とのこと。
パッケージを読むと、このコーヒー豆は熱帯雨林と程よい火山灰に恵まれたエルゴン山の傾斜で栽培されているそう。収穫後に熟れたチェリーのみを選別し、水洗式製法(ウェットプロセス)を行った後に天日干しの加工処理が行われているとのこと。
開封してみた!
前回と同じように左端にあるタグを引っ張って、開封します。今回のアルミバッグも、ガス抜きのバルブにジップロックがついたしっかりとした作り。中のコーヒー豆は光沢感があり、テカテカしているのが見て取れます。
均等なミディアムローストのしっかりとした色がきれいですが、ブルンジのAgahoreと同じように大きさはバラバラな印象。加えてこちらの豆には、焙煎の際に出るチャフのような細かい皮もパラパラと入り込んでいました。これは他のコーヒー豆には見られなかったので、焙煎の基準が甘いのかもしれません。
フレンチプレスで抽出!
今回も粗めにグラインドした後、フレンチプレスで5分抽出します。200Fのお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。
クセのないスタンダードな味わい
このコーヒーを一言で表すなら「クセのない万人受けするコーヒー」。すっきりでも濃厚でもなくちょうど中間の位置にあり、後味に適度な苦みのあるごくごくスタンダードなコーヒーと言った感想です。最初に感じるのは独特の酸っぱさですが、苦味と程よくブレンドします。
コーヒー豆のテカリ具合からブルンジみたいなしっかりとした味を想像していましたが、案外あっさりとしていたのが意外でした。どんな飲み方をしても普通に合いそうですし、好み分かれしない味なので来客用としても良さそうです。ただこれと言って際立った特徴もないため、印象は薄いです。
最後に
このウガンダのマウント・エルゴンは2020年9月中旬の現在もトレジョの店頭に並んでいます。加えて9月上旬から「ホンジュラスのライトロースト」も登場!ライトローストのスモールロットは、3月のパプアニューギニア以来久々です。このコーヒー豆も近いうちにレポートします。