アメリカのエスニック料理でも人気なタイ料理、サンフランシスコでは近年昔ながらの素朴なタイプから、モダンで内装もおしゃれな本格派レストランが増加中です。今回は、ミッション地区にオープンしたミシュランガイド入り人気レストランをご紹介します。
バークレーの人気レストランが市内に進出!
2023年7月にバークレー発のモダン・タイレストランが、サンフランシスコ市内のミッション地区に進出を果たし、話題となりました。このレストランは、2018年に第一号店をオープン、その後その良質な食材にこだわったメニューから、2022年にはミシュランガイド入りを果たしています。
ファンキー・エレファントの場所とアクセス方法
サンフランシスコでも流行の発信地とされるミッション地区にあるレストラン、ミッション地区の目抜き通りであるバレンシア通り沿い・23丁目と24丁目の間に位置します。ユニオンスクエアからはBARTの利用が便利。パウエル通りから南行きBART全線に乗車、24番通り駅で下車し、24丁目をまっすぐ西に4ブロック進み、バレンシア通りを右折するとレストランが左手に見えてきます。移動時間は約15分です。
レストランの外観
24丁目の手前、ガススタの真横にあるレストラン、以前ここは人気のカジュアルイタリアン「Bar Zotto」があった場所で、店名が窓枠上部に貼られている以外は、外観はほぼ同じ状態です。歩道向かいには、テーブルがふたつ並べられたパークレット席も用意されています。
レストランの内観
バレンシア通り沿いにあるメインエントランスから入った店内の様子。奥に細長いレイアウトで、左側にドリンクバーが設置されています。以前は木彫を基調としたナチュラルなお店でしたが、なんだかタイのナイトマーケットのようなネオンが目を引く印象に様変わりしています。
ここのフォーカルポイントは、左の壁に大きく描かれた象のイラスト。ファンキーでモダンな雰囲気がしっかり出ています。通常タイ料理店はこぢんまりとしたサイズが多いのですが、こちらはスペースもゆったりとしています。
店内一番奥にあるのが、ブースになった半オープンキッチン。料理はこちらで全て作られています。
メニューとオーダーしたもの
ここからは、メニューとこれまでオーダーしてみたものをご紹介します。まずメニューですが、昔ながらの紙で印刷されたバインダー式タイプ。これに黄色の紙のスペシャルメニューが付いてきます。内容ですが、創作料理というより伝統的なラインナップで、自家製カレーが多い印象です。
バタフライピーの花を使って紫がかった色に仕上げた爽やかな酸味の自家製ライムエード。以前ご紹介した日本町に店舗を構えるアップスケールタイ料理店「Nari」と酷似しています。モダンタイレストランのトレンドなのかもしれません。
この日の特別メニューだったグリルド・オイスターマッシュルーム。タイ特有の甘辛ピーナッツソースが皿底に敷かれています。マッシュルームは弾力があり、食べ応え◎。個人的にはもうちょっとジューシーな方が好みだと感じました。
バークレーのシーフード店、モントレー・フィッシュ・マーケットから仕入れた海老2尾が乗った「オールドスクール・パッタイ」。頭が付いたエビが、肉厚でジューシーなだけでなく、麺も非常に弾力がありもちもちとしています。タイ料理店には必ずある一品ですが、こちらの店舗は、タマリンドのさやから手作りされたソースの甘みと酸味のバランスが絶妙。まさにレベル違いのクオリティーと美味しさです。
揚げジャスミンライス・チリ・ピーナッツ・ 油揚げ豆腐,・ハーブに、自家製レッドカレーペーストで味付けされた「クリスピーライスサラダ」。レタスに巻いていただくスタイルで、プチプチしたジャスミンライスの食感と主張しすぎないカレー風味が特徴です。こちらは、前菜にぴったりでサラダ感覚でいただけます。
「天然ロックタラ入りの春雨カレー」。タイ料理は通常ココナツの風味が強いのですが、こちらは自家製カレーだからか優しい味付けです。もやしの食感が引き立つヌードルカレーと言ったところ。ハーブの味が引き立ち、辛さもあまりないので、辛い料理が苦手な方にもおすすめです。
最後に
サンフランシスコのミッション地区で楽しめるミシュランガイド掲載のタイ料理レストランをご紹介しました。こちらの店舗は予約を取らないため、できるだけ避ける時間帯を選ぶと待たずにテーブルに座れます。市内でおいしいタイ料理を食べたい時に、ぜひ参考にしてみてください♪
店舗情報
- Funky Elephant SF
- 住所:1270 Valencia St, San Francisco, CA 94110
- 営業時間:5–9:30 PM(月曜定休)