サンフランシスコ発のコーヒーブランド「Linea Coffee」、ミッション地区にあるカフェは広く知られていますが、2019年春、ポトレロ・ヒルに大きなロースターが完成しました。今回はこちらのロースター兼カフェをご紹介します♪
Linea Coffee とは?
リネアコーヒは、バリスタとしていくつもの賞を受賞し、現在は世界バリスタ・チャンピオンシップの審査員として活躍するアンドリュー・バーネットが手掛けるカフェです。1970年代からバリスタとして活躍し続けてきた彼は、コーヒーのクオリティにこだわるあまり自分で焙煎を手掛けるようになり、そのうちに直接現地のコーヒー農家に赴き、シングルオリジンの良質なコーヒー豆を扱うように。いわゆるサードウェーブコーヒー文化の先駆者としても知られる人です。
そんな彼は「良質のコーヒーとはそのままでも甘く、バランスが良く、味に深みがあって優雅であるべきだ。良質のチョコレートやワインと全く同じようにね。」と言うコメントをしています。今でこそ彼が言うようなおいしいコーヒーが簡単に手に入る時代ですが、その文化を築いたひとりであることは間違いありません。ちなみに店名のリネアは、イタリア語で、「Line」と言う意味だそう。
リネアコーヒー・ロースティング&カフェへのアクセス方法
2013年にオープンしたオリジナル店舗は、バレンシア通りにも近く、観光にも便利な場所にありますが、こちらの焙煎所はポトレロ・ヒルの住宅街マリポサ通り沿いにあります。ポトレロ・ヒルの目抜き通り「18番通り」までは僅か1ブロックで付近の散策にも便利です。
ただしユニオン・スクエアの市内からは、公共交通機関でのアクセスが意外と不便。地下鉄とバスと使うと回り道と乗り換えになってしまうため、ここに直接向かう場合はシェアライドがおすすめ。車で向かうと僅か11分程度で到着します。
くすみ青と朱色のコントラストが印象的な焙煎所では、毎週火曜日と木曜日にコーヒー豆の焙煎を行い、24時間以内に発送を行っています。
内装はこんな感じ
2020年11月現在、サンフランシスコは屋内飲食が規制されており、カフェ内に立ち入ることはできません。店頭のエントランスエリアに即席のカウンターが設置され、ここでテイクアウトのオーダーができます。カウンターから見た店内はこのような感じ。コーヒーバーの奥に焙煎所があるのが分かります。
天井が高く、コンクリートが剥き出しの床と木の骨組みが使われた内装は、サンフランシスコらしくインダストリアルでミニマル。同じくサンフランシスコ市内で手作りされているneighborhood bakehouseのペーストリーと、Dynamoのドーナツも取り扱っています。ただし店頭に飲食スペースが全くないため、屋内飲食が規制されている間は最寄りのベンチなどを探す必要がありますよ。
カプチーノとドーナツを試してみたよ♪
今回カプチーノとチョコレート・ドーナツをテイクアウトしてみました。カプチーノはミルクフォームが非常に繊細で、口当たりがやわらかいのが印象的。新鮮な焙煎豆特有のほんのりとした甘さを感じる雑味のないすっきりとした飲み心地です。
個人的には南米コロンビアのボゴタで飲んだコーヒーを思い出しました。
市内でも人気のDynamoのドーナツは、昔懐かしいどっしりとした食感。食べ応えがあり、コーヒーとの相性も抜群です。
最後に
新しい広々とした店舗が魅力のリネアコーヒー ・ロースティング&カフェ。サンフランシスコらしいカフェを体験してみたい方に、ぜひおすすめです♪ 屋内飲食ができるようになったら、カフェ内の様子を改めてレポートします♪
店舗情報
- Linea Coffee Roasting + Caffe
- 住所:1125 Mariposa St, San Francisco, CA 94107
- 営業時間:8AM-3PM