パンデミック前と今。比較するサンフランシスコの街並み11選

3月中旬に自宅待機令が出てから5ヶ月以上経つサンフランシスコ。カリフォルニア州の危険感染地域に含まれている今、経済復帰は足止め状態です。観光客が途絶え、規制が続く8月の市内の様子を3月以前の写真と比較してみました。

【1】ケーブルカー乗り場前

サンフランシスコ観光のメッカ。ユニオンスクエアのケーブルカー乗り場の前です。ここからケーブルカーに乗り、坂道を超えてフィッシャーマンズワーフに行くルートは観光客にとってお馴染みのコース。常にケーブルカーを待つ行列が絶えない場所でしたが、3月以降このケーブルカーの運行は停まったままです。

【2】サイトグラスカフェ（SoMa店）

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こだわりのシングルオリジンコーヒー豆を使い、最上級のコーヒーを提供する「Sightglass Coffee」。おしゃれな内装でも人気のSoMaのフラッグシップ店が閉鎖したのは3月末。7月に入ってようやく店舗前にコーヒーバーを設置し、テイクアウトのみの販売を再開しました。現在は駐輪場として使われていたエントランスにコーヒーバーが設置されています。

【3】ヘイズバレー 広場の銅像「タラ・メチャニ」

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ヘイズバレーの広場に2019年6月にお目見えした「タラ・メチャニ」の像。バーニングマンの祭典にも出展された話題の銅像には、現在マスクと手袋が装着されています。広場の様子ですが、銅像の背景にある遊具は使用禁止であるほか、ソーシャルディスタンスを示すサインがあちこちに見られます。

毎年6月に新たなアートピースが登場するヘイズバレーの広場ですが、今年はこのプロジェクトもストップしたままの状態です。

【4】ミッション・ドロレス公園

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サンフランシスカンの憩いの場であるミッション・ドロレス公園。特に南東端から見る景色は、サンフランシスコを見渡せる場所として人気のスポット。以前はピクニックを楽しむ人がランダムに芝生に座っている状態でしたが、パンデミック後はソーシャルディスタンスを保つための白いサークルが引かれています。

【5】ミッション地区の人気レストラン

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ミッション地区でも最も賑やかな18丁目とバレンシア通りの角にあった人気のピッツェリアの店頭。人気レストラン「Flour & Water」の姉妹店として2018年にオープンし、常に満席の路上テーブルお馴染みの風景でした。現在はテイクアウトとデリバリーのみで営業し、防犯対策のため窓にトタン板が打ち付けられています。

【6】ユニオンスクエアの大通り

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マーケット通りからユニオンスクエアに続く目抜き通り。以前は路上に順番待ちをするケーブルカーが並んでいましたが、今は運行停止により路上がガランとした状態に。常に混み合ってた歩道から観光客が消え、今は十分な距離を空けて歩ける状態です。ちなみにユニクロの店舗は営業中です。

【7】マーケット通り「GAP」のフラックシップ店前

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サンフランシスコ発の人気アパレルメーカー「GAP」のフラッグシップ店前。ケーブルカー乗り場の真ん前にある一等地に店舗を構えていましたが、8月18日にGAPはこの店舗をクローズすることを発表。GAPのロゴが付いた看板も既に撤去されています。観光客のいない今、通り沿いの小売店も姿を消しています。

【8】セールスフォースの交通ターミナル・空中庭園

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2018年にオープン以来、街の中心部に緑のオアシスを提供しているセールスフォース交通ターミナルの空中庭園。子ども用遊具はもちろん、中央広場には小さな図書館やゲームコーナーが設置され、家族で楽しめる空間を提供していました。現在遊具は使用禁止、図書館や文具も撤去された状態です。

【9】アラモスクエア

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サンフランシスコの街並みを背景にビクトリアン様式の家が並ぶぺインテッドレディ。この家並みを背景に記念撮影を行う観光客で賑わうスポットですが、現在は写真撮影を行う人の様子はあまりなく、地元の人がのんびりピクニックを楽しんでいます。

【10】チャイナタウン

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チャイナタウンの観光名所「ゴールデンゲート・フォーチュン・クッキー」工房の前の路上。細い路地にも関わらず、常に観光客が行き交う場所でしたが、今見かけるのは付近に住むローカルの姿のみ。ただし工房自体は再オープンし、製造を再開しています。

【11】ピア39（フィッシャーマンズ・ワーフ）

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常に多くの人で溢れていたピア39。ピア自体は屋外にあるため、現在もレストランや店舗は営業を続けています。サンフランシスコの観光メッカだけあり、週末であれば近辺からの観光客が徐々に戻りつつある雰囲気。密になりすぎない適度な混み具合です。

最後に

サンフランシスコの現在の様子を写真で比較してみました。感染状況に伴う規制緩和によって状況は徐々に変わっていくため、引き続き変化をレポートします。