【サンフランシスコ・ニュース】IKEAビルに大型フードホールが遂にオープン!

2024年4月11日、ダウンタウンにあるシティーIKEAのビル内に大型フードホール「サルーホール」がオープンしました!オープン日の様子をレポートします。

大型フードホールがダウンタウンに登場!

今回オープンしたのが、ダウンタウンマーケット通りに面する「Salu Hall(サルーホール)」。IKEAの店舗が入る2階建てビルの23,000平方フィートの広さに11の飲食店を兼ね備える大型フードホールとなります。

サルーホールの場所とアクセス方法

サンフランシスコ・ダウンタウンの目抜き通り「マーケット通り」沿いにあるこちらのフードホール、ユニオンスクエアにあり大変便利なロケーションです。ユニオンスクエアからは、パウエル通りをマーケット通りまで歩き、そのまま2ブロック南下するだけ。観光名所であるケーブルカーの始発ポイントからは、ほぼ交差点の対角線上で、最寄りのMUNI駅はパウエル通り駅になります。ユニオンスクエアからの移動時間は約5分です。

サルーホールの外観

マーケット通り沿い6番通りと7番通りの間にある店舗、ガラス張りのシンプルでクリーンなビル内にあります。通り沿いにはグレーのカトラリーのロゴが付いたフラッグ、ウィンドウディスプレイには黄色に黒字のシンプルなサインが使われています。

サルーホールの内観

まずマーケット通りのメインエントランスから入った様子がこちら。北欧らしく木の要素とアーストーンが使われた色合いとサンフランシスコ特有のインダストリアルな内装がブレンドされたインテリアです。一階部分はIKEAの親会社イングカ・センターズが手がける店舗4軒が入っています。

まずはサルーホールの一番奥の様子。奥行きがあるホールの一番奥には、ホールの名前とロゴが描かれています。こちらは、どこの店舗で購入した食事も楽しめるようなエリア。サルーホールのロゴは顔のパーツをランダムに並べたようなモダンなデザインが採用されています。

このロゴの目の部分に当たるのが、入ってすぐ右手にあるベジタリアンバーガー「Burgare Bar」のブース。オレンジ色のフードが印象的です。ここのハンバーガーはすべてヴィーガンで、ビヨンドミートのパティ、ヴィーガン卵、燻製「チーズ」、フェンネル・スロー、海藻を使ったオープンフェイスのスモーブン(USD13)など、デンマーク風の味付けが施されています。サイドメニューも、クリスピー・マッシュルーム・ナゲット(USD12)やロード・フライ(USD7.50)など、よくあるアメリカスタイルとちょっと違ったエッセンスです。

オープニングの日に最も人気があったのが、ロゴの口の部分を担当するソフトクリームスタンド「スノーベリ」。ハックルベリーや金柑とローズマリーのシュラブ、キャラメル、フィユティーヌ・フレークをかけたオートミルク・ソフトクリーム(USD6〜)など、あまり馴染みのないソフトクリームをいただけます。

そしてこのフードホールの目玉となるのが、入って中央左にある「Smörgåsland」のベーカリーレストラン。他の店舗がオレンジなのに比べて、こちらのセクションは煉瓦が使われた落ち着いた雰囲気です。

コペンハーゲンで有名な高級レストランNomaのシェフが監修し、フレーク状のシナモンスワール(USD6)、マスコバド糖入りのカルダモンパン(USD7)、エシャロットオイルを添えたエッグデニッシュ(USD8)などの北欧風の焼きたてデニッシュが購入できます。オープンフェイスのライ麦サンドイッチやサラダなどのデリスタイルのごはんも奥のカウンターで提供。カウンター奥にはキッチンがあり、ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナル内北欧フード・ホールのシェフ、マティアス・アンダーセンがシェフとして起用されているとのこと。

2階部分の様子

フードホールの階段を上がった2階部分の様子がこちら。こちらはよりインダストリアルでミニマルな内装です。ここにはローカルのレストラン5つとドリンクバーが併設されています。

地元レストランの料理をオーダーできる店舗の様子。ブースは、ビビッドな赤が使われており、一階よりポップな印象を受けます。オープン時のレストランは以下の5つ。

  1. カサ・ボリンケーニャ:ベイエリア唯一のヴィーガン・プエルトリコ料理レストラン。パステリョス(USD7)というサクサクした半月型の生地に、インポッシブル・フーズのビーフや大豆ベースのチキンなどを詰めて揚げた料理などを提供。キャラメルとココナッツに浸したコキート・トレス・レチェス・ケーキなどもあり。
  2. カレー・アップ・ナウ:サンフランシスコミッション地区に店舗を構えるレストラン。人チキン・ティッカ・マサラ・ブリトー、エブリシング・ベーグル・ナン、その他のフュージョン・スタイルのインド屋台料理を提供。
  3. ケイマ:サンフランシスコでもまだ珍しいアルジェリア料理店。アルジェリア風クスクスのボウルに、グリルしたメルゲーズ・ソーセージやローストした赤唐辛子のディップ、ハミスなどをトッピングしたボウルを提供。
  4. モモ・ヌードル:サンフランシスコでフードトラックとして人気の店舗で、スパイシーなポーク、チキン、豆腐入りの四川風卵麺を提供。
  5. タケリア・ラ・ヴェンガンサ:ビリア、アル・パストル、カルネ・アサダ、カルニタスの肉なしバージョンをタコス($4-$6)やブリトー($12-$17)、ナチョス($12-$16)に挟んで提供。

どの店舗のメニューも、テイクアウトしてピクニックのように食べられる料理がセレクトされている印象です。

2階部分奥のイートインスペースはこのような感じ。フロア全体にテーブルが置かれているほか、階段をぐるりと囲むようにカウンターが設置されています。ここはまさにフードコートといった感じで、ひとりでも気兼ねなく飲食できる印象です。

2階の一番奥部分にあるのが、クッキングスクール。サンフランシスコ・クッキングスクールの元料理ディレクター、カーステン・ゴールドバーグが指導する料理教室で、北欧のパン作りやナイフの技術などのクラスが開かれる予定だそう。

最後に

2024年4月、サンフランシスコ・ダウンタウンに登場した新たなスポットについてレポートしました。今後、このビルの最上階にはコワーキングスペースも予定されています。誰もが手軽に立ち寄れる新たなスポットは、旅行中にローカルに人気の料理をちょっとずつ試してみたいときにも便利です。ユニオンスクエア観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

スポット情報

  • Salu Hall
  • 住所:945 Market St Suite 102, San Francisco, CA 94103
  • 営業時間:8 AM–10 PM(月火定休)

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