【サンフランシスコ・グルメ】ウェストポータルの人気屋台風カジュアル・タイ食堂「Khao Tiew」

2024年3月、サンフランシスコの閑静な住宅街ウエストポータル地区にオープンし、以降店頭に行列ができる人気のタイレストラン「Khao Tiew」。伝統料理に独自にアレンジを活かしたメニューで、ローカルに注目される人気店をご紹介します♪

Khao Tiewの場所とアクセス方法

カオ・ティエウは、サンフランシスコ中心部から南西に位置する落ち着いた住宅街「ウェストポータル」にあります。メインストリートのウエストポータル通りにはレストランやショップが立ち並び、近年は「George’s Donuts & Merriment」や「Elena’s Mexican Restaurant」などの人気店が登場し注目を集めているエリアです。

カオ・ティエウ自体はこのメイン通り沿いではありませんが、MUNIの駅から徒歩数分とアクセスは良好。ダウンタウンからはL、N、K線でウェストポータル駅まで一本、電車でおよそ20分ほどで到着できます。

レストランの外観

歩行者よりも車の往来が目立つクレアモント通り沿いに建つレストラン。外観はクリーム色とグリーンを基調に、メインエントランスの真上には可愛らしいフォントの看板が掲げられています。人気店ですが予約は受け付けておらず、店頭のウェイトリストに名前を書いて待つスタイル。週末は午後5時以降になると待ち客で混み合いますが、平日であれば午後5時半ごろまでは比較的入りやすい感じです。

周辺の様子

中心地から離れた地区、そして目抜き通りに位置しないため、周辺は住宅街となります。比較的のんびりとした環境です。

店頭にはベンチが設置され、歩道も広めに設計されているので、順番を待つ間もゆったり過ごせます。ただし、ウェストポータルは夕方になると気温が下がりやすいため、夏場でも羽織ものを持参するのがおすすめです。

レストランの内観

こちらはメインエントランスを入った店内の様子。アーストーンで統一された店内は、ラタンのシェードや椅子など感思った以上に奥行きがあり、しっかりとした木製のテーブルが10卓ほど並んでいます。左側の壁沿いには2人用テーブル、そのほかは4人掛けが中心。郊外のレストランらしく各テーブルの間隔がゆったりと取られており、混んでいてもごたごたした印象はありません。

二人用テーブルのある壁にはレトロ調のタイの広告がびっしりと貼られ、まるでタイのナイトマーケットを思わせるような雰囲気。よくある昔ながらのアジアレストランと違って、ポップで清潔感があります。

テーブルセッティングとメニュー

テーブルセッティングの様子。広々としたテーブルの上には、小さなお花とチリパウダーが配置されているほか、陶器の丸いお皿とスプーンとフォークが置かれています。

メニューは、ベージュの厚紙に印刷された紙製タイプ。前菜・スープ・ご飯もの、麺、そしておすすめに分かれています。アメリカのタイレストランでよく見かける定番ラインナップとは一線を画し、むしろ現地の食堂や屋台を思わせる、馴染みのない一品が多く並んでいるのが特徴。全体的に揚げ物が多く、生野菜を使ったサラダは少ない印象です。

オーダーしたもの

Tom Yum Seafood Hotpot (USD22)

それでは、数回に分けていただいた料理の中からご紹介していきます。最初は「トムヤムシーフード鍋」。酸味と辛味が絶妙なトムヤムスープをベースに、海老やイカ、日替わりのきのこを加えた贅沢なお鍋です。ボリュームたっぷりなので、大人数でシェアするのにぴったり。馴染み深いトムヤムスープに魚介の旨みがしっかりと溶け込んだ味わいです。

Kai Toon Lava (USD28)

こちらは数量限定のおすすめメニュー「Kai Toon Lava」。シーフードと豚ひき肉を合わせた蒸し卵鍋で、タイでは流行中の一品なのだそう。ほんのり甘みのある出汁は、これまでに味わったことのない独特の風味。辛さはなく食べやすく、蒸し卵はカスタードのようにとろける食感です。他のタイ料理店ではなかなか出会えない、ユニークな味わいです。

Tempura Tofu Massaman Curry (USD25)

続いては「揚げ豆腐のカレー」。こちらも他では見かけないラインナップです。揚げ豆腐にジャガイモ、ピーナツが入ったカレーは、複雑で奥深い味わい。甘さとコクが引き立ちます。

Maa-Kaeur Tod Rad Prik (USD20)

熱い鉄板で登場したのが「タイ風揚げナスのチリソースがけ」。ジューシーな揚げ茄子を熱々でいただけます。タイ定番のチリソースが掛かっており、これに関しては想像通りの味わいです。

Khao Ob Mun Pu (USD28), Pad Thai (USD20)

続いては人気メニューの「タイ風カニ味噌ご飯」と、タイ料理と言えばの「パッタイ」。土鍋で炊かれたご飯は、濃厚でクリーミー。パッタイも奥行きのある安定の美味しさです。全体的にクオリティーが高く、どれをオーダーしても当たりだと感じます。

最後に

今回は、サンフランシスコで今注目を集めているタイレストラン「カオ・ティエウ」をご紹介しました。予約を受け付けていないため、連日店頭には行列ができる人気ぶり。確実に入りたいなら、開店と同時の来店がおすすめです。

特徴的なのは、いわゆるアメリカでよく見る定番のタイ料理ではなく、現地の食堂を思わせるような珍しいメニューが揃っていること。普段のタイ料理にちょっとした新鮮さを加えたい方には、ぜひ訪れてほしい一軒です。

店舗情報

  • Khao Tiew
  • 住所:272 Claremont Blvd, San Francisco, CA 94127
  • 営業時間:4-8:30PM (火曜定休)

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