2021年12月、ノパ地区に新たにオープンしたベーカリー&カフェ「オートマット」。オープンキッチンスタイルの充実メニューを楽しめるこちらの店舗をご紹介します♪
ワインも飲めるオールディカフェ「オートマット」
サンフランシスコのノパ地区(NoPa)に2021年12月上旬にオープンを果たした「オートマット」。朝8amから3:30pmまで営業するオールデーカフェでは、焼き立てのペーストリーはもちろん、凝ったメニューはもちろんコーヒーからワインまで楽しめる場所として知られています。
シェフは、サンフランシスコの人気ミシュラン星付きレストラン「Lazy Bear」の副料理長だったマット・カーク。タルティーンでベーカーを務めたケーシー・ウェントウォースをヘッドベーカーに迎えて始めたこだわりのベーカリー&カフェです。
オートマットの外観
通りに面した壁が一面ガラス張りになった外観の様子。黒をベースに、エメラルドグリーンがアクセントになった色使いがシンプルだけど目を惹きます。歩道脇のパークレットは設置されておらず、屋内飲食のみの提供です。
近辺の様子とアクセス方法
NoPaの住宅街の中にあるカフェ、周辺は閑静とした静かな環境です。歩いてすぐの場所にディビサデロ通りがあり、散策するのにおすすめ。高級住宅街が続く比較的安全な場所ですので、日中であれば、1人で歩いても問題ありません。
ユニオンスクエアからアクセスしたい場合は、5番バスの利用が便利です。マーケット通りとグラント通りの角からオーシャンビーチ行きの5番バスに乗り、そのままマカリスター通りとベーカー通りの停留所で下車。停留所はカフェの目の前です。バスの乗車時間は約17分です。
内観と雰囲気
マカリスター通り沿いにあるエントランスから入った様子。右手にコーヒーバーとカウンターがあり、その奥にオープンキッチン。左手はダイニングエリアになっており、奥に4人がけのブース席が3つ・中央にベンチ・窓脇にカウンターが置かれています。
メニューはカウンターの真裏にあり、こちらのボードをみながらカウンターの左側でオーダーと支払いを済ませるスタイルです。こちらで食事をする場合はその旨を伝えると、支払いの後にプラ製のオーダー番号を受け取ります。あとは好きなテーブルに座って、カトラリーとお水を準備したら、オーダーが運ばれるのを待ちましょう。
カウンターの右手にあるのが、ヘッドベーカーが丹精込めて作ったパンとペーストリーの数々。サワードウの伝統的なパンはもちろん、ふわふわした食感のミルク生地パンなども購入できます。人気のペーストリーはブリオッシュ・ドーナツ、バナナブレッドなど。朝食でぜひ食べたいラインナップです。
カウンター左奥にあるオープンキッチンの様子。奥に大きなオーブンがあるほか、ここでオーダーしたアイテムがどんどん作られています。
店内は常に混み合っていますが、、テーブル数も多く意外と回転率は早い印象です。木製の家具と黒がアクセントになった内装は、奥の壁に描かれたカラフルなアートがアクセントになっています。
メニューと食べたもの
ここからは今まで食べたメニューをご紹介。まずはレタスウェッジと呼ばれるロメインレタスが芯ごと出てくる「リトルウェッジジェムサラダ」。ハーブが加えられたミルクバタードレッシングの味がマイルドで、発芽穀物とお米をローストしたトッピングと良く合います。他にはない味なのでぜひおすすめ。
こちらがふんわりもちもちとした食感の食パンを使った「朝食サンド」。具材にピメントチーズ、オムレツ、ソーセージが使われています。ワンダーマットと呼ばれる焼き立て食パンが柔らかく、オムレツのちょうど良い焼き加減も絶妙です。
今回一番美味しかったのが「カリフォルニア・フライドホットチキンサンド」。従来のチキンサンドは肉がパサパサして油っぽいのであまり好きではないのですが、こちらはサクサクとした軽い食感の衣としっとりした鶏肉です。ブリオッシュのような柔らかさのミルクバンはふんわりサクサクで、非常に食べやすい印象。おいしい今まで食べたフライドチキンサンドでもかなり上位に入る美味しさです!
続いては「ベジタリアン・ディップサンド」。これはカリッとしたバゲットの食感と味わいが最大のポイント。具材にローストしたセロリ・ピクルスソース・赤キャベツが使われており、オリジナリティあふれる味です。ディップするコンソメの味が奥深く、バゲットを引き立ててくれます。なんだか懐かしいようなだけど斬新な味わいだと言えます。
こちらが「ブルゴギ・ビッグマック」。ビッグマックという名前がついているから、チキンサンドと同じようにミルクバンが使われているのかと思ったら、こちらはバゲットを使用。マッシュルームをブルゴギソースで炒めた具材が使われています。ピリッとした辛さのテリヤキソースのような感覚ですが、ちょっと個人的には塩気が強い気がしました。
最後はサンドイッチのサイドに欠かせない「フランキーズ・フレンチフライ」。サイドに特性のオートマットソースが付いてきます。こちらはマヨとケチャップを半々にしたような感じ。フライドチキンと同じく軽く揚げられており、油っこさを感じません。きちんと精密に揚げられたフライです。
最後に
今回2021年12月上旬にオープンしたばかりなのに、週末にはすでに店頭に行列ができる人気ベーカリー&カフェ「オートマット」を紹介しました。5時以降は普通のレストランに様変わりし、夕食もいただけます。朝はやくからディナーまで幅広く楽しめるこだわりのパンとメニュー、試してみる価値は十分にあります。パンがおいしいので、早朝にコーヒーとペーストリーをいただくのもアイデアですよ。
店舗情報
- Automat
- 住所:1801 McAllister St, San Francisco, CA 94115
- 営業時間:8AM-3:30PM 5-9PM(日月定休)