2021年1月から地味に続くコーデックスプランツの成長記録。季節が秋にシフトしたレーバーデー終わりの9月、北カリフォルニアで栽培しているフィランサス・ミラビリスとステファニア・エレクタの鉢植えの様子をご紹介します。
まず、コーデックスプランツ(塊根植物)とは?
コーデックスプランツ(Cordex Plants)は、ジャガイモのようなずんぐりとした見た目と厚い木の層のような表面で覆われた多肉植物を指します。
塊根植物とも呼ばれ、根っこの部分に可愛らしい膨らみを持っているのが特徴です。一般的に多肉は葉っぱや茎に水をためますが、コーデックスの場合は、この根本のずんぐりとした幹に水を貯えます。代表的なコーデックスプランツとして、マダガスカルのバオバブやの木や、園芸センターでよく見かける小さなガジュマルの木(Ficus Microcarpa)が挙げられます。
1月にアマゾンで購入したフィランサス・ミラビリス
まずは残念なお知らせ。1月に購入して以来、謎しかなかったこちらの塊根、根っこの部分が腐ってしまい窪みができた状態に。上部はまだハリがあり、なんだか生きていそうな雰囲気ですが、もう9ヶ月も発芽せず、塊根の状態のままです。
もうひとつの塊根はもろく崩れてしまい、諦めもついたのですが、こちらはまだ上部は生きているような感じで捨てるのを躊躇ってしまいます。
ただしいつ発芽してくれるのか、そもそもこれは本当にフィランサス・ミラビリスなのかすらも定かではない状態が継続中…。今後、いつこの観察をやめるのかが焦点となってきました。
4月にEtsyで購入した後輩フィランサス・ミラビリス
順調に成長を続けている後輩のフィランサス・ミラビリス。夏前の葉色は茶色〜黄色という感じでしたが、夏を過ぎ、現在はより緑の色素が強めに出てきました。よく見ると葉脈はくすみがかった赤色をしており、なんとなく秋っぽい配色です。
7月に比べても、葉の量はほぼ同じ。これ以上の成長はなさそうです。コーデックスプランツの中には、冬の間冬眠状態にある植物もあるのですが、1年を通して比較的温度の変化がないサンフランシスコではどうなるのか、注意深く観察を続けて行きたいと思います。
また前回お伝えしたように、フィランサス・ミラビリスは暗くなると葉を閉じる習性を持ちます。こちらがぴったりと葉っぱが閉じた状態。1日を通して、このように葉の変化を楽しめるのも魅力です。
ステファニア・エレクタの様子!
今回1番変化があったのが、こちらのステファニア・エレクタ!前回の記事で2本目の茎が伸びてきた、とお伝えしましたが、当時12センチあった茎はその後どんどん成長し2枚の綺麗な葉っぱを付けてくれました。
結果、茎が伸び過ぎたのか、葉っぱが大き過ぎたのかそのまま前方に垂れてしまい1本目は直立しているのに対し、2本目は下に垂れるというなんとも中途半端な状態になってしまいました…。
7月に26cmあった1本目の茎の長さは現在27cm、12センチだった2本目はなんと30cmに。葉っぱの大きさに関しては、2本目の方が断然大きく5センチまで成長しました!現在合計5枚ある葉っぱですが、越冬をするため枯れてしまうのか、今後さらに見守りたいところです!
最後に
2021年9月上旬の、鉢植えコーデックスプランツの様子をお伝えしました。前回はまだまだ成長過程といった雰囲気でしたが、今回に関してはその過程が終わった気がします。今後秋が深まるにつれどう変化するのか、引き続き地味にレポートします。