ステイホームがはじまって以来、密かにトレンドとなっている観葉植物。特にトレイル系は、華やかな見た目と成長する過程が分かりやすいと人気です。今回は筆者が実際に育てる中から、おすすめしたいトレイル系プラントを10種類ご紹介します♡
【1】ポトス (Pothos)
初心者に1番おすすめしたいのがポトス。ハートの形をした葉っぱが可愛らしい観葉植物は、茎の部分が長く伸びてトレイルを作ります。丈夫で耐陰性が高く、多少水遣りを忘れてもすぐに枯れてしまうこともありません。
特に夏の暑い時期にどんどん伸びてトレイルを作ってくれます。メジャー過ぎる観葉植物というイメージですが、まず最初に観葉植物をお迎えするならぜひおすすめしたい種類です♡
筆者のポトスは春先にお迎えした時点では短いトレイルが一本あっただけでしたが、夏の間にどんどん成長し床に到達してしまったので、今はベイウィンドウの上部に沿わせています。
【2】フィロデンドロン・ブラジル(Philodendron “Brazil”)
ポトスに非常に良く似たフィロデンドロン・ブラジルもおすすめ!ポトスと同じく丈夫で乾燥気味の土を好み、日当たりがそこまで良くない環境でも元気に育ってくれます。
ポトスとの特徴的な違いはポトスに比べて茎が細めであることや、葉柄の形状・茶色い新芽の色などが挙げられますが、全く同じ要領で手入れが可能です。
特にブラジルは葉に3色が混じり合った模様がきれいで見飽きることがありません。葉の模様を楽しみたい方はぜひおすすめです。
【3】ペペロミア ホープ(Peperomia Hope)
ペペロミア(Peperomia)は、一般的に ポトスやフィロデンドロンなどの次に育てやすい観葉植物とされます。ペペロミア自体は1,000種類ほどあり、コレクターも多いのですが、トレイル系でまずおすすめなのがホープ。
丸くぽってりとした肉厚の葉と太めの赤い茎が印象的で、比較的ゆっくりと成長し、トレイルを作ります。ころんとした可愛らしい見た目が可愛らしく、乾燥気味の土を好むので水遣りも週一程度で十分です。
【4】ハートカズラ(String of hearts)
アメリカの観葉植物界でも今トレンドなのが、ハートカズラ。ぷっくりとした形状のハートの葉っぱがトレイルを作り、癒される室内インテリアとして人気です。
同じく乾燥気味の土と明るい環境を好みます。南向きの窓付近にぶら下げておくと、夏の成長期には驚くほどのスピードでトレイルが伸びていきますよ。
【5】ホヤ・カルノサ(Hoya Carnosa)
ワックスプラントと呼ばれるホヤも、今人気です。ペペロミアと同じように品種が多く、高価な種類も多く存在します。おすすめは葉の模様がきれいで比較的安価なカルノサ種の「クリムゾン・クイーン(Krimson Queen)」や「クリムゾン・プリンセス(Krimson Princess)」。違いは模様の入り方で、葉の内側が白いのがクイーンで、内側が緑なのがプリンセスです。
どちらも多湿系ですが、乾燥気味の土を好むので水遣りに気を遣う必要もありません。ツルのように伸びてトレイルを作り、鮮やかな色の花を咲かせます。乾燥しがちな冬の間は、加湿器の側に置いてあげるかテラリウムに入れてあげると、葉先の乾燥を防げます。
【6】三日月ネックレス(String of bananas)
葉っぱの形がバナナに似ていることからアメリカでは「バナナの紐」という名称を持つ多肉植物。尖った葉先がぴょんぴょんと上を向く可愛らしい見た目が特徴です。
乾燥気味の土と明るい環境を好むので、水やりをし過ぎないのがポイント。成長するに従い、どんどん長いトレイルを作ってくれます。
【7】ピーチネックレス(String of tears)
バナナネックレスの葉の形が涙のようなシルエットなのが、ピーチネックレス。バナナネックレスと同じく窓際の明るい環境を好みます。
バナナほど華やかさはありませんが、すっきりとした見た目が好きな人におすすめです。
【8】グリーンネックレス(String of pearls)
続いては、葉の形が真ん丸な「グリーンネックレス」。葉の形がコロンとしていて、置いておくだけで映える観葉植物です。
ほかの多肉と同様、乾燥気味の土と直射日光ではない明るい環境を好みます。大小さまざまの大きさの粒は見た目が華やかで、ピーチネックレスと並べても可愛いです。
【9】ドルフィンネックレス(String of dolphins)
多肉のストリング系の最後はドルフィンネックレス。葉の形がドルフィンのシルエットをしている可愛らしい見た目が特徴です。ただし明るい環境を好み、明るさが足りないと葉の形がより日光を吸収できるように平たい丸に変化してしまいます。
伸びてトレイルを作るとレースのような華やかな見た目と繊細な影を楽しめます。
【10】ペペロミア・ルビー・カスケード(Peperomia Ruby Cascade)
最後にご紹介するのが、ペペロミア系のルビーカスケード。水分を含んだ張りのある真ん丸の葉が特徴です。また葉裏が赤色なので、まるでルブタンのような見た目なのも魅力。
多肉植物に近いペペロミアなので、同じように乾燥気味の土と明るい環境を好み、成長期にはトレイルが驚くほど伸びていきます。葉を触ってみて表面の張りを感じなくなったら水遣りのサインです。
最後に
ステイホームの自宅時間がもっと楽しくなる観葉植物をご紹介しました♪ 今回紹介した種類はどれも頻繁な水やりを必要としないため、日当たりにさえ気を遣えば、お手入れは比較的楽です。気になる種類があったら、是非自宅にお迎えしてあげてください♪