2024年と2025年、サンフランシスコの日本街に相次いでオープンした2軒のお蕎麦屋さん「そばかつ」と「ソラ」。サンフランシスコ初となる蕎麦専門店2店を比較しながらご紹介します。
そばかつの場所と外観

2024年7月にオープンし、ソーシャルメディアでサンフランシスコ初の蕎麦専門店として紹介され瞬く間に人気となったのが「そばかつ」。サター通りとラグナ通りの角に位置するこじんまりとしたお蕎麦屋さんです。

店内が非常にこぢんまりとしているため、店頭に常に列があるのがそばかつ。日本のように店頭の列に並んで待つのがデフォルトとなります。
そばかつの内観

こぢんまりとして店内はこのような感じ、まずは入ってすぐにあるカウンターでメニューを選び、支払いを済ませます。

11席という非常に限られたスペースには、3人利用が可能なカウンターと、テーブルが3つ。グループでの食事には向きません。
オーダーして支払いを済ませたら座る動線が組まれていますが、店員からの案内はないため空いた場所に座る、というスタイルです。
メニューとオーダーしたもの

こちらがそばかつのメニュー。筆者が訪れたのはオープンして間もない時期だったため、当時は天ぷらや魚のすり身天などの比較的ベーシックな内容が中心でしたが、現在は新たにかき揚げや鴨南蛮などのメニューも加わっています。
そばは、北海道の品種「キタワセ」をルーツとするメイン州産のオーガニックそば粉を使用したグルテンフリーの十割そば。醤油もグルテンフリータイプを使用しています。ラーメンブームが定着する一方で、小麦を控えたい層やグルテンフリー志向の人々を意識した店づくりであることもうかがえます。

こちらが天ぷらざる蕎麦(USD20)と稲荷(USD6)。オーダー後にテーブルで待ち、名前を呼ばれたら自分で取りに行くセルフサービスのスタイルです。
そばは香りがよく、十割蕎麦ならではのしっかりとした食感。天ぷらも揚げたてで熱々です。量はちょうど良い印象ですが、男性にはやや物足りなく感じるかもしれません。食後の蕎麦湯の提供はありません。
ソラの場所と外観

続いてはソラ。2025年12月にオープンしたばかりのソラは、ジャパンタウンの中心部、歩行者通りとなっているブキャナン通り沿いに位置しています。日本発のラーメン店「ひのでや(Hinodeya Ramen)」を手がけるグループによる新業態で、店舗はひのでやラーメンのすぐ隣にあります。

平日のオープン直前には小さな列ができていましたが、開店と同時に並んでいた人たちは全員すぐに席に案内されました。
ソラの内観

こちらがメインエントランスから入った店内の様子。手前には太鼓が置かれており、席に案内される際にドンドンと鳴らす演出など、エンターテインメント的な要素も取り入れられています。店内は奥に向かって長いレイアウトで、右手にはオープンキッチンが設けられています。木目調と白を基調とした内装で、和の雰囲気がしっかりと感じられる空間です。

奥から見た店内の様子。店の奥にはカウンター席もあり、少人数の場合はこちらを利用することもできます。全体で55席と、そばかつの約5倍ほどの広さがあり、平日のランチであれば特に並ぶこともなく、ゆったりとした雰囲気で食事を楽しめます。
メニューとオーダーしたもの

こちらがソラのメニュー。メニューは、ざるそば、かけそば、鴨ざるそば、天ぷらそばなどの定番のほか、天ぷらや小皿料理などのサイドメニューも用意されています。

店内で手渡されるメニューには、そばの食べ方がイラスト付きで紹介されており、初めて蕎麦を食べる人でも分かりやすく理解できる工夫がされています。

まずオーダーしたのがだし巻き卵 (USD14)。とろりとした餡が掛かっており、ほんのり甘い味わいです。

こちらが天蕎麦(USD26)。天ぷらは串揚げタイプで、小ぶりで食べやすい印象です。こちらのそばも十割そばで、北海道や長野など日本産のそば粉を使用しています。そば粉100%の十割そばは生地が非常に繊細なため、湿度の低いサンフランシスコの気候に合わせてレシピを調整しているとのこと。

こちらは鴨ざる(USD24)。鴨肉が4切れ入っています。蕎麦湯は、食後の良いタイミングで持ってきてもらえます。
比較感想

両店を比較した感想としては、クオリティーはほぼ同等で、価格帯はそばかつの方がやや安価という印象です。初めてお蕎麦を食べる方を連れて行きたいときや、列に並ばず、ゆったりとした雰囲気でお蕎麦を楽しみたい方にはソラがおすすめです。
一方で、お蕎麦を食べ慣れている方や、こぢんまりとした日本らしい飲食スタイルを楽しみたい方には、そばかつが向いていると感じます。
最後に
サンフランシスコ・ジャパンタウンにオープンした蕎麦専門店2軒をご紹介しました。サンフランシスコ滞在中にお蕎麦を試してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください♪