サンマルコス・ラ・ラグーナからシャトルに乗り、グアテマラの古都アンティグアへ移動した5日目。居心地の良いAエアビーでの1泊目を終え、澄み渡る青空が広がる6日目の朝を迎えました。
今回の旅ログは、ここからスタートします。
6日目:古都アンティグアでカフェ&朝ごはん

朝目覚めると、この日も快晴。
タムリンがひと足先に起きて朝の散歩へ出かけ、その間に準備を済ませ戻ってきたタイミングで一緒に街散策へと繰り出します。
アンティグアの旧市街は約1km²ほどと非常にコンパクト。見どころがぎゅっと集まっていて、徒歩観光にぴったりのサイズ感です。
まずは、3日目の朝食をいただいたサン・マルコスのコーヒー専門店「Arati」のバリスタのお兄さんが、「アンティグアで一番おいしいコーヒーが飲めるよ」と太鼓判を押していたカフェを求めて、石畳の道を歩き始めます。
12 Onzasでカフェ体験!

宿泊先から徒歩で約8分、5ブロック程度南東方向に歩いた場所にあるのがこちらの「12 Onzas」。
まず目を引くのは、アンティグアらしいテラコッタ色の外壁と、アクセントになっている鮮やかなグリーンタイルのコントラスト。コロニアル建築特有の温かみある佇まいの中に、どこかモダンなセンスも感じられます。エントランス脇に置かれた白い鉢の観葉植物も印象的で、さりげないのに洗練された雰囲気です。

通りに面したエントランスから一歩足を踏み入れると、店内は細長く奥へと続くレイアウト。視線の先、一番奥にコーヒーバーが設けられています。
白とエメラルドグリーンで統一されたインテリアは、すっきりと洗練されながらもどこか軽やかです。

店内スペースとは別に、奥には開放感のあるパティオも併設されています。7時半過ぎに訪れたときにはすでに、3人用のテーブルは埋まっていたので屋外でコーヒーをいただくことにしました。

こちらがコーヒーバーの様子。エスプレッソマシンは本格派のLa Marzocco(ラ・マルゾッコ)。プロ仕様として世界中のスペシャルティコーヒーショップで採用されている名機で、サンフランシスコでもよく見かける定番モデルです。
この店舗で使われているのは、空間に合わせたこだわりの“白”。無機質になりがちなマシンが、白とエメラルドグリーンで統一された店内に溶け込み、爽やかで可愛らしい印象を与えています。

メニューはこんな感じ。
写真付きでレイアウトも洗練されていて、まるでマガジンをめくっているような感覚です。フォントや余白の取り方まで計算されていて、ただ「注文するための紙」ではなく、この店の世界観を伝えるツールになっているのが印象的です。

今回オーダーしたのは、カプチーノとホットチョコレート。
アンティグア湖周辺ではあまり見かけなかったミルクフォームのラテアートも、さすが“カフェの街”アンティグア。ここではごく自然に、美しいアートが施された一杯が提供されます。
カプチーノには、おそらくローカル産の焙煎豆が使われている様子。酸味の引き立つキレのある味わいです。

ちなみに、カウンター横ではセンスが光るローカルアーティストのポストカードも販売されています。明るい配色のアンティグアの街並みやアーチをモチーフにしたデザイン、思わず手に取りたくなるラインナップです。
最終日に改めて購入しようと立ち寄ったのですが、気になっていた手前のアーチの黄色のカードはすでに売り切れ…。やはり旅先では「出会ったときが買いどき」です。
チョコレート工房カフェで朝ごはん

おいしいコーヒーを堪能したあとは、朝ごはんスポットへ移動します。今回選んだのは、コーヒー焙煎所とチョコレート工房を併設するレストラン・カフェ「フェルナンド」。
フェルナンドは、12 Onzas から北西方向へ徒歩約13分。旧市街内なので、石畳の道を散策しながらのんびり歩いてちょうどよい距離感です。

通りの角に位置する外観は、アンティグアらしいテラコッタ色の外壁が印象的。店舗名がそのまま壁にペイントされており、どこか素朴で親しみやすい雰囲気を醸し出しています。コロニアルな街並みに自然と溶け込む佇まいです。

店内は大きく焙煎所スペースとカフェスペースの2つに分かれています。
焙煎所では、焙煎されたばかりのコーヒー豆や、出来立てのチョコレート製品を購入できるだけでなく、タイミングが合えばロースターでの作業風景を間近に見ることも可能。機械の音や香ばしい香りが漂い、コーヒーとカカオの“製造の現場”を体感できる空間になっています。
単なる飲食店ではなく、コーヒーとチョコレートのものづくりの拠点でもあることが伝わってくる構成です。

こちらの店舗も、店内奥にコートヤード(中庭)を併設しており、朝食はこのパティオスペースでいただくスタイル。

黄色い壁に囲まれた空間には、木製テーブルと可愛らしい色合いのテーブルクロスが並び、どこか温かみのある雰囲気です。アンティグアらしいコロニアル建築の中庭で、ゆったりと朝の時間を過ごせます。
店内はそれほど広くはなく、テーブル席はおそらく15席前後。人気店のため、特に朝の時間帯はすぐに満席になることも。できるだけ早めの来店がおすすめです。

メニューはこのようなスタイル。白地に黒インクで印刷された、シンプルなスタイルです。
朝食メニューは、グアテマラの定番「デサユーノ・ティピコ(Desayuno Típico)」に加え、フレンチトースト、オムレツ、グラノーラなど西洋風のラインナップも充実。ローカルとインターナショナルの両方を楽しめる構成になっています。

ここでオーダーしたのは、カカオ茶とホットチョコレート。
カカオ茶は、サン・マルコスでファニータさんの工房でいただいたものと同様、香ばしさを感じながらも後味はすっきり。重たさがなく、朝でも心地よく飲める軽やかな味わいです。
一方のホットチョコレートは、カカオのコクがしっかりと感じられる濃厚タイプ。それでいて甘さはくどくなく、輪郭のはっきりしたクリアな後味です。

今回オーダーした朝食は、グアテマラの定番「ティピコ」とクレープ。
ティピコは、スクランブルエッグに黒豆、プランテーン、チーズ、トルティーヤなどが添えられる王道スタイル。こちらのお店のティピコは、特にトマトがたっぷりで黒豆もしっかりとした量が添えられていました。

レストランの正面入口すぐ横にあるのがコーヒーステーション。エスプレッソマシンやグラインダーが並び、朝の時間帯は常に稼働している様子です。やはりホットチョコレートの注文が多いようで、バリスタの方が手際よくドリンクを仕上げていました。このバーの真横にはお土産物屋さんもあり、こちらでグアテマラの名産品を買うこともできます。
最後に
今回はアンティグアでの初めての朝の様子をお伝えしました。カフェ文化が浸透している旧市街は、至る所にカフェやレストランが点在し、まさにカフェ巡りにぴったりの場所です。次回はアンティグアでの観光の様子をレポートします。