2025年6月に地元食材を楽しめるフェリービル内のマーケットプレースにオープンしたのが「ノパ・フィッシュ」。地元魚介をカジュアルに楽しめる新スポットをご紹介します♪
ローカルグルメを楽しめるフェリービル内に登場!

ディビサデロ通りに店舗を持つ人気レストラン「Nopa」が新コンセプトのレストランとしてオープンしたのが「ノパ・フィシュ」。本店が季節の食材を活かしたカリフォルニア料理を提供するハイエンドのレストランに対し、今回オープンしたのがテイクアウトをメインとするカジュアルシーフードレストランとフィッシュマーケットです。
レストランの外観

マーケットホールのほぼ中心に位置する「Nopa Fish」は、フェリービル内で人気のオーガニックベーカリー「Acme Bread」のすぐ隣にあります。エントランス上部のガラス面に描かれた、緑色のフォントで記された店名が目印です。

マーケットホール内の他の店舗と同様、「Nopa Fish」もこぢんまりとした造りになっており、通路から見ると、大きな木製のコミューナルテーブルがふたつ、平行に並べられています。店内奥には、左手に切り身を扱うフィッシュカウンター、右手にオーダーカウンターが配置されており、新鮮な魚を目利きし、そのまま購入までできるスムーズな動線が確保されています。

フィッシュカウンターには、その日に仕入れた新鮮なフィレがずらりと並び、パウンド単位で購入できます。まだオープン間もない店舗だからか、清潔感があり、あの独特な魚の匂いはまったく感じられません。
メニューとオーダーしたもの

メニューはカウンターの真上に掲示されており、全体的にシンプルな構成で、アペタイザー・メイン・ドリンクの3カテゴリーに分かれています。魚料理と一緒に楽しめるワインも注文可能です。
アペタイザーには、フリッターやラトケス、フレンチフライといった揚げ物のほか、数種類のサラダや燻製トラウトのチャウダーなどがラインナップ。メインには、数種類のサンドイッチ、フィッシュ&チップス、そしてちらし寿司が用意されています。

今回はちらし寿司と、本日のスペシャルグリルをオーダーしてみました。ちなみに本日のお魚は北アメリカ西海岸(アラスカ〜カリフォルニア)に生息するリングコッド。淡白な白身魚で、フィッシュ&フライにもよく使われます。

まずはちらし寿司から。ツナ・イエローテール・リングコッドの3種類の切り身に、アボカド、温泉卵、そして春菊が寿司米の上に美しく盛りつけられた、贅沢な一品です。お米にはこだわりのコシヒカリが使われており、切り身も新鮮で上質。クオリティとしては、以前ご紹介したアジキジとほぼ同等レベルだと感じます。
これだけの内容で$26というのは、かなりコスパは高め。フェリービルディングで、ここまで本格的なちらし寿司が楽しめるようになったのは嬉しいニュースです。

続いては、本日の魚を使った「グリルフィッシュ」。身がしっかりと締まった肉厚な白身に、ほんのりカレー風味の奥深いソースがかかった一品です。淡白な魚にこのソースが絶妙にマッチしており、フィレのグリルにありがちな大味さは一切なく、とても繊細な味わい。初めて食べるような新鮮な風味で、「さすが人気のカリフォルニア料理を提供するレストランの姉妹店」と納得のクオリティです。このレベルの料理がテイクアウトで楽しめるのは、まさにコスパ抜群と言えます。
最後に
観光客にもローカルにも親しまれているフェリービル内のマーケットホールに、新たに登場したカジュアルなシーフードレストラン「Nopa Fish」をご紹介しました。新鮮な魚を使った料理が手頃な価格で楽しめる、まさに“美味しいシーフードを気軽に”食べたいときにぴったりのお店です。フェリービルでカジュアルに食事をしたいときは、ぜひ訪れてみてください。
店舗情報
- Nopa Fish
- 住所:Ferry Building, 1, Shop 31, San Francisco, CA 94111
- 営業時間:11AM-7PM 土曜日:9AM-7PM 日曜定休