セントラルパークの東側、湖畔に佇むクラシックなダイニングレストラン「ボートハウス」。湖を望む開放的なダイニングルームとテラス席が魅力で、観光客はもちろん、地元ニューヨーカーからも長年愛されている人気スポットです。今回は、その魅力あふれるレストラン「ボートハウス」をご紹介します。
ボートハウスの場所とアクセス方法

アクセスには地下鉄72丁目駅の利用が便利です。地下鉄C線またはB線に乗って72丁目で下車し、ストロベリーフィールズを通り抜けて東へ進むと、セントラルパークの名所を楽しみながらレストランへ向かうことができます。
レストランの外観

セントラルパーク湖の西側から望むレストランの外観。湖に面した建物は、グリーンの金属屋根とコロニアル調の白い柱が印象的で、まるで湖畔のカントリークラブのような優雅な佇まいです。このまま小径をぐるりと回り込むと、湖と反対側にあるメインエントランスへアクセスできます。
レストランの内装

メインエントランスをまっすぐ歩き、リセプションを抜けたレストランの様子。湖に面した部分は大きな窓ガラスが採用され、自然光がたっぷりと差し込む開放的な内観です。

湖に沿うように細長いレイアウトで、窓側と壁沿いの2箇所にテーブルが配置されています。

テーブルから見た湖の様子がこちら。セントラルパークの緑と湖畔は、まさにニューヨークを満喫できる風景。この絵葉書のような絶景を眺めながらゆったりと食事が楽しめるのは、ボートハウスならではの最大の魅力と言えます。
メニューとオーダーしたもの

メニューは紙製で、テーブルに着くとスタッフが手渡してくれます。サラダやパスタなど、定番のアメリカンメニューが中心で、個々に楽しむのはもちろん、シェアしやすい構成になっています。品数はそれほど多くないため、メニュー選びに迷うことも少なく、スムーズにオーダーできます。今回は、サラダを2種類、メインディッシュを3種類オーダー。
最初に運ばれてきたのは、ウェッジサラダとストロベリー・フィールド・サラダの2品。どちらも食材が新鮮で、ほどよい酸味のドレッシングで食べやすい印象です。

パスタはすべて手打ちで、3種類が用意されています。今回はその中からリコッタ・アニョロッティをオーダー。もちもちとした弾力のあるパスタに、爽やかなレモンバターソースがよく絡み、軽やかな味わいが印象的な一皿です。

意外にも美味しかったのが、ローストマッシュルーム。赤ワインソースをベースにローストされた、風味豊かなきのこが3種ほど盛り合わされており、それぞれの食感と旨みがしっかりと楽しめます。ローストポテトは、外側が香ばしくカリッと焼き上がり、内側はしっとりホクホク。マッシュルームとの相性も抜群で、満足感のある一皿です。

人気メニューのロングアイランド産鴨のロースト。香ばしく焼き上げられた鴨の胸肉は、しっかりとした歯ごたえと濃厚な旨みが特徴です。添えられたワイルドライスのピラフが香ばしさを引き立て、桃を使った甘酸っぱいピーチレリッシュソースが鴨のコクと絶妙に調和。味わい深く満足度の高い一皿です。

メインコースに関しては、どれも大皿で盛り付けがされた料理がほとんどです。サンドイッチやハンバーガーなどを頼まない限り、シェア前提でいただくことをお勧めします。
最後に
ニューヨークでも知名度の高い人気ダイニングスポット「ボートハウス」をご紹介しました。観光客が多く訪れるレストランではありますが、料理のクオリティも高く、満足度の高いひとときを過ごせます。セントラルパークを訪れる際には、ぜひランチやブランチに立ち寄ってみてください。
店舗情報
- Central Park Boathouse
- E 72nd Street + Center Dr, New York, NY 10021
- 営業時間:11AM-9PM