夏真っ盛りのサンフランシスコ、トレジョにも夏らしいアイテムが多数登場しています。今回は5月中旬から6月中旬までに登場した新商品の中で気になる商品をレポートします。
1. お好み焼き (USD4.99)

4月の最終週、冷凍コーナーになんと「お好み焼き(Okonomiyaki)」が登場しました!商品名もそのままオコノミヤキと書かれています。

パッケージデザインはこのような感じ。お皿にお好み焼きがそのまま載せられたインパクトある画像が使われています。内容量は290g、お値段5ドル。生産国は本場日本。日本製の商品が登場するのは、2024年7月のポン酢が出て以来ほぼ1年ぶりです!主原料は多い順に「キャベツ→卵→小麦粉→キャノーラ油→ネギ→長芋のすりおろし」。長芋のすりおろし入りは期待できそうです。ほかにも鰹パウダーや昆布エキスが入っています。

開封した様子がこちら。紙トレーにお好み焼きがそのまま入っており、付属に鰹節とソースが付いています。生地はすでに焦げ目がついた状態で、加熱方法はレンチンもしくはフライパンで焼く方法が推奨されています。今回はフライパンで焼いてみました。

食べた感想ですが、食感がふんわりとしており正真正銘のお好み焼きの味がします!キャベツの甘さと焦げ部分がきちんとアクセントになっており、これがアメリカのスーパーで買えるということ自体感動です。個人的にソースがちょっと甘いかな、とも感じますがレンチンやスキレットで焼くだけですぐに食べられるのは本当に便利。ストックしておくと心強いアイテム。レピはありです!
2. ミニ鯛焼き(USD4.99)

お好み焼きと同時期に冷凍コーナーにミニたい焼きも登場しました!アメリカ都市部では徐々に認知度が上がっているたい焼き、冷凍菓子として小さいサイズで販売されています。

こちらがパッケージデザイン。青いバックドロップに、籠の中に入れられたたい焼き。餡子ではなく、カスタードクリーム入りのよう。内容量は224g・お値段5ドル。主原料は多い順から「小麦粉、米澱粉、デキストリン、砂糖、ベーキングパウダー」。製造国は日本です!

開封した様子。封を開けると、たい焼き独特の生地の香りが立ち上がり、なんともノスタルジックです。アルミ包装袋の中に可愛らしい形のたい焼きが8個、ちんまりと入っています。加熱方法はエアフライヤーを使うと375Fで約6-8分。通常のオーブンやレンチンの使用もできます。

エアフライヤーで7分加熱してみました。生地部分がカリカリとなり、香ばしい香りがします。ミニサイズなので、加熱時間が少なく、ちょっとつまむのにも良さそうです。

気になる断面図はこのような感じ。生地が薄く、カスタードクリームが満遍なく入っています。食べてみると、生地の部分がパリッとしており、カスタードはもっちりとした食感。ミニたい焼きなので、生地のほくほく感はありませんが、香ばしくて食べやすく万人受けすると感じます。これが餡子だったらさらにスペシャル感が増す感じですが、まだそこまで時代は追いついていないようです。リピはありです。
3. 絹ごし豆腐 (USD2.49)

ずっとあったら良いな、と思っていた柔らかお豆腐「絹ごし豆腐(Organic Silken Tofu)」が遂に登場しました!アメリカでは豆腐はたんぱく質の代替品として硬いタイプを焼いたり、炒めて食べるのが主流なので柔らかタイプは通常出回っていません。これがあれば、さらにいろんな料理に使えそうです。

パッケージはこのような感じ。チーズケーキやクリーム用途に使えることを強調しています。主原料は多い順から「大豆→サルファ酸カルシウム→塩化マグネシウム」。内容量は454g・お値段USD2.5。オーガニックです。製造国はアメリカ。いつも日系スーパーで入手する絹ごし豆腐は396gなので、こちらの方が容量があります。

開けた感じですが、まさに絹ごし豆腐。ただ豆腐が容器いっぱいぎちぎちに入っており、触るそばからほろほろと崩れます。普通の硬い豆腐に慣れているアメリカ人は、取り扱いに戸惑いそう。これはスプーンですくって使う以外方法はなさそうです。

今回お味噌汁に入れてみましたが、やはり形が崩れて四角の原型は留めないものの、しっかりと滑らかなお豆腐を楽しめました。パンケーキや豆腐鍋にも活用できそう。これがトレジョで購入できる日が来るとは…。リピはありです!
4. ローストトマト・ラブネ・ディップ(USD3.49)

5月末にディップコーナーに登場したのが、「ローストトマト・ラブネ・ディップ(Roasted Tomato Labneh Dip)」。ラブネは、中東発祥のヨーグルトを水切りして作るクリーミーなチーズ状の食品。クリームチーズよりさっぱりとした酸味が特徴で、アメリカではアラブや地中海レストランで多く見かけます。

パッケージはこのような感じ。透明なプラ容器に入っています。内容量は241g、お値段USD3.5。国内で製造されたもののようです。主原料は多い順から「殺菌処理済み発酵乳とクリーム→無脂肪乳→ペクチン→トマト→ひまわり油」。開封後は3日以内に消費すると書かれています。

開封した様子がこちら。レストランで提供されるレブネそのままの香りです。味はハーブ入り濃厚ヨーグルトと言った感じ。酸味をしっかりと感じます。上に乗せられたトマトの色が鮮やかで、なんとなく辛そうな見た目ですが、辛さは全くありません。

キノアサラダ、茄子のディップ・ババガヌッシュ、ゆで卵にピタパンでいただいてみました。ゆで卵との相性が良く、シンプルなサラダにも合います。ヨーグルトのようなコクとハーブの味が効いており、サワードウにも合いそう。サンドイッチのフィリングとしても万能です。シャクシュカとも相性が良いので、リピはありです。
5. パッションフルーツメレンゲタルト(USD4.99)

5月の最終週に冷凍デザートコーナーに登場したのが、「パッションフルーツメレンゲタルト(Passion Fruit Meringue Tartelettes)」。リリコイ好きの筆者には嬉しいアイテムです!

パッケージデザインはこのような感じ。ショッキングピンクとパッションフルーツが可愛らしいポップなデザインが採用されています。内容量200g、お値段5ドル。主原料は多い順から「パッションフルーツピュレー→砂糖→小麦粉→粉砂糖→発酵バター」。人工香料は不使用。製造国は意外にもフランスです。

開封した様子。しっかりとした透明プラ容器に見栄えの良いタルトが2つ梱包されています。解凍方法を見ると、冷蔵庫で2時間推奨のよう。冷蔵庫に入れて2時間待ちます。

タルトの断面図の様子。ピュレーの上に黄色のレイヤーがあり、三層に分かれた綺麗な見た目です。パッションフルーツの酸味がしっかりと効いており、メレンゲの甘さと絶妙にマッチします。フランス製というバイアスもあるのか、想像以上のおいしさです。タルト生地がもうちょっとさっくりと軽めだとより好みかも。パッションフルーツのおいしさをしっかり楽しめるのでリピはあり!
最後に
2025年初夏のトレーダージョーズに登場した新商品をご紹介しました。次回もまた気になる新商品をレポートします♪