ミッションベイの南、ポトレロヒルから東側の湾沿いにある開発地区ドッグパッチ。朝ごはんに人気のローカルカフェ「バンディット」では美味しい朝食サンドイッチとブリドーをいただけます。
開発が進むドッグバッチ地区
サンフランシスコの東側、ミッションベイの南に位置するのが、Dogpatch(ドッグパッチ)。ピア70を中心にサンフランシスコ湾に面するウォーターフロントの開発が急ピッチで進む地域です。工業地域と住宅地が混在しているのが特徴で、ポトレロヒルからも徒歩圏内。住宅、商業、娯楽のスペースが融合した活気のある小規模コミュニティに生まれ変わりつつある注目のエリアです。
バンディットカフェの場所とアクセス方法
バンディットはドッグパッチ地区の目抜き通りで、MUNIが走行する3番通りとポトレロヒル地区を繋ぐ歩道橋がある20番通りのほぼ角に位置します。市内からはMUNIでアクセスできるほか、ポトレロヒルからも徒歩圏内。アクセスには大変便利な場所です。ユニオンスクエアからは、パウエル駅からT線に乗車し、3番通りと20番通り駅(Third St & 20th St)で下車。そのまま20番通りを東に半ブロック歩くと左手にカフェが見えてきます。移動時間は約20分です。
カフェの外観
20番通りに面したカフェの様子。ドアの両サイドに大きな窓がある典型的なサンフランシスコのストアフロントです。グレイの壁と黒の窓枠、そこに差し色として鮮やかな黄色のドアと看板がポイントとなっています。カフェ自体はそこまで大きくありませんが、歩道向かいにパークレットも設置されています。
カフェの内観
メインエントランスから見た店内の様子。奥に長いレイアウトで、両壁沿いに木製のテーブルとスチール製の椅子が並べられています。テーブル数は約8個程度。こじんまりとしたサイズです。
奥にはオーダーカウンターがあり、キッチンはさらに奥となります。白色の壁に緑のタイル、黄色の釣りランプと色使いはポップな印象です。オーダーカウンターの真横にコーヒーステーションがあり、マシーンはお馴染みのラ・マルゾッコが置かれています。
メニューとオーダーしたもの
メニューは紙製で、カウンターの真横に置かれています。朝メニューの内容はシンプルで、8種類の朝食サンドイッチと3種類の朝食ブリドーの2種類のみ。飲み物は、エスプレッソドリンクとドリップ、お茶類のドリンク類とセレクションは多めです。午後になるとカフェメニューとしてサラダやバーガー、また人気のテイタートッツなども提供しています。
ふわふわのブリオッシュバンズが使われた朝食サンドイッチで知られるバンドィットですが、朝食サンドイッチが8種類もあるのはかなり珍しいと感じます。
まずはカプチーノ。ミルクフォームが荒く、ちょっと残念な質感。ラテアートは施されておらず、温めたミルクをそのまま注いだタイプです。味わいはフルーティーな酸味を感じますが、スムーズです。
朝食サンドイッチ「DEVIANT」。作りたての熱々のサンドイッチは、噂通りブリオッシュバンズがかなりふわふわです。具材はスクランブルエッグ、自家製チキンソーセージパティ、ムンスターチーズ、アボカド。ソーセージにしっかり味のついているため、食べ応え◎です。
こちらが朝食ブリドー。スクランブルエッグにチョリソソーセージまでは普通ですが、それとテイタートッツが入っており、香ばしさがプラスされています。手作りホットソースは、酸味が強いタイプ。具材がしっかりと詰まって巻かれているので食べやすいほか、程よく焼かれたトルティーヤの食感も絶妙です。テイタートッツが良いアクセントとなっており、ちょっと凝った朝食ブリドーを楽しめます。
最後に
ドッグパッチのメインエリアに位置するバンドィット、しっかりとした朝ごはんというより散歩の途中などに寄って、カフェ時間を楽しむのにおすすめです。天気の良い日は、市街地から3番通りを徒歩でのんびり歩くのもおすすめ。食事後はポトレロヒルまで歩いたり、湾沿いのボードウォークを散策したりとゆったりとした気持ちで楽しんでみてください。