【サンフランシスコグルメ】ジョージアのチーズボートパンが人気!「Georgian Cheese Boat」

ジョージア国の郷土料理

scenic photo of city during daytime
Photo by Rudolf Kirchner on Pexels.com

ジョージアン・チーズボートは名前の通り、ジョージア国の料理を楽しめるレストランです。おそらく多くの人が「どこだろう?」と感じる馴染みの少ない国ジョージアですが、2015年まではグルジアという国名が使われており、東ヨーロッパと西アジアの交差する大陸横断型の国になります。西は黒海、北と北東はロシア、南西はトルコ、南はアルメニア、南東はアゼルバイジャンに囲まれたコーカサス地方に属しており、ウィキ先生によると国土面積は69,700平方キロメートル、人口は370万人なのだそう。12世紀に建てられた広大な洞窟修道院「ヴァルジア」や、古代ワインの産地「カヘティ」などが有名で、公用語はジョージア語が使用されています。

ジョージアン・チーズボートの場所とアクセス方法

ジョージアンチーズボートは、イタリア街として知られるノースビーチの大通り「コロンバス通り」と。チャイナタウンの観光通り「グランド通り」のほぼ角にあります。ユニオンスクエアから徒歩でのアクセスに大変便利な場所で、チャイナタウン観光を兼ねてグランド通りを北上し、コロンバス通りを渡ると右手にレストランが見えてきます。チャイナタウンからリトルイタリーに街並みが変化する、ちょうど境界線あたりになり、移動時間は約20分程度です。

ジョージアンチーズボートの外観

こちらがコロンバス通りから見たレストランの様子。シンプルなグレーの建物に、大きなフォントで店名が描かれています。ジョージアの国旗とレストランのロゴも飾られており、非常にわかりやすい見た目をしています。

レストランの内観と雰囲気

グランド通りから入った店内の様子がこちら。縦に細長い作りで、壁沿いにテーブルが置かれています。1番奥にカウンター、その隣にキッチンがありますが、キッチンの様子はテーブルからは見えません。木彫の家具に黒のカウンター、壁と天井は鮮やかなピンクで塗られており非常に印象的でポップな印象です。

オーダー方法

オーダー方法ですが、テーブルに案内されるとメニューを持ってきてもらえますがオーダーはセルフサービスです。オーダーしたいものが決まったら、1番奥のカウンターにあるモニターを使ってオーダーと支払いを済ませましょう。モニターの右隣にカトラリーと水があるので、こちらを自分のテーブルにあらかじめセッティングしておくと便利です。

メニューとオーダーしたもの

メニューは、紙製にフィルムが貼られたカジュアルなタイプ。このお店の看板メニューのチーズボート、それからメインディッシュを選ぶことができます。

Classic Cheese Boat USD21

こちらがハチャプリと呼ばれるクラシックチーズボート。バゲットの中央部分を膨らませたような形のパンに、卵と溶けたチーズ、それにバターを乗せた状態でサーブされます。これは熱々のうちにフォークやスプーンを使いながらバターと卵をチーズに混ぜ込み、パンを端からちぎってディップする状態でいただきます。味自体は想像が付く定番の味ですが、熱々とろとろの食感が絶妙です。

Veggie Combo USD

こちらが、あまり見かけないジョージアの前菜「ベジコンボ」。フカリほうれん草、フカリビーツ、フカリニンジン、巻き茄子、赤パプリカの肉詰め、ベジトルマが食べられる冷製の前菜のサンプラーで、カラフルな見た目が特徴です。どれもマイルドでナッティー、ほのかに酸っぱさで爽やかさもあり日本人にも合う味だと言えます。

SOKO KETSZE USD14

こちらが熱々の容器で登場するSoko Ketoszeと呼ばれるマッシュルームとチーズをローストしたもの。ジューシーで熱々のマッシュルームとプチトマト、チーズのマイルドな塩っぱさが加わった安定の味わい。お酒のおつまみにも良さそうです。

Georgian Dumpling USD14

まるでネパールのモモを彷彿とさせるような蒸し餃子「ヒンカリ」。アジアに近い国だけあり、このような料理も楽しめます。中の具材は羊肉、ビーフ、マッシュルーム、ポテト、チーズから選べます。

CHAKAPULI USD20

こちらが伝統的なラムシチュー「チャカプリ」。グリーンプラム、タラゴン、ハーブが使われています。癖がなく、ネパール料理に出てくるシチューに似た味わいです。熱々のうちにパンに浸して食べると美味しいのですが、冷めてくるとゲーミーさが出てきます。

LOBIO USD11

意外と美味しかったのがピント豆で作られた煮豆料理「ロビオ」。なんとなくメキシコの煮豆料理を彷彿とする味わいですが、辛さは全くありません。

AJAPSANDALI USD12

こちらがベジタリアンシチュー「アジャプサンダリ」。ジョージアおよびアルメニアの伝統的な料理で、北コーカサスでもよく食べられているのだとか。暑い夏に食べられるそうで、ナス、トマト、ズッキーニ、パプリカ、ジャガイモ、フレッシュハーブが使われています。フランスのラタトゥーユにそっくりの優しい味わいです。

OJAKHURI USD13

グリルしたマッシュルームが加えられたフレンチフライ。ただしケチャップは付いてきません。ハーブと塩味のシンプルな定番の味わいです。

最後に

シルクロード上にあり、旅人によってさまざまな料理が伝わったとされるジョージア、中東料理はもちろん、アジアやヨーロッパ料理のエッセンスがあちらこちらにブレンドされているのが特徴です。ただ全体を通してスパイスの癖がなく、辛さもないため食べやすく、万人に受ける味わいだといえます。ベジタリアン用のメニューも豊富なのでベジごはん用途にもおすすめです。

店舗情報

  • Georgian Cheese Boat
  • 住所:1224 Grant Ave, San Francisco, CA 94133
  • 営業時間:11 AM–10 PM

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