3月に入ったサンフランシスコ、2023年の初春は雨が多くカリフォルニアらしくない天候が続いています。そんな肌寒い2023年3月上旬、トレジョで見かけた新商品をレポートします♪
【1】トマト&赤オニオンフォッカッチャ(USD3.99)
2月中旬に登場し、先月レポートできなかったアイテムがこちら。トマトと赤オニオンのフォッカッチャです。冷凍ピザセクションにあります。フォッカッチャとは、イタリアの素朴で伝統的な平たいテーブルパンのことで、アメリカでもベーカリーなどでよく見かけるパンです。
パッケージの様子はこのような感じ。容量は360g、お値段4ドル。主原料は「小麦粉ミックス(軟質小麦粉、米粉、デュラム小麦セモリナ)→水→トマト→赤玉ねぎ→オリーブオイル」の順。アンチインフラマトリーで知られるオリーブオイルが使われています。海塩や乾燥ハーブが使われ、人工フレーバーは不使用。原産国は安定のイタリアで、なんでもこの商品はイタリアのボローニャ地方で作られているのだそう。イタリア産のフォッカチャというところに魅力を感じます。
開封した様子がこちら。他の冷凍ピザと同じように、薄い透明のフィルムに包まれています。形はピザより歪で、厚さがあります。フィルムを剥がしてオーブンに入れるだけなので、かなり手軽です。
焼き上がりはこのような感じ。パン生地自体はふんわりと膨らむなどの変化はなく、香ばしくなった程度です。生地自体は普通のフォッカッチャで、赤たまねぎの存在感はゼロですが、ドライトマトの味がぎゅっと凝縮されており、おいしくいただけます。今回サラダとスープと組み合わせてみましたが、洋食ならなんでも合いそうです。決してごはんの主役にはなりませんが、冷凍庫にストックしておくと便利だと感じます。リピはありです!
【2】 ペット用フリーズドライチキン(USD5.99)
2023年1月に登場した新たなペットフードがこちら。鶏肉の胸肉をフリーズドライしたペットフードで、犬と猫兼用のおやつになります。こちらは原材料が鶏胸肉だけというクリーンラベル。57g入りUSD6と意外とお高めですが、人気のようです。原産国の記載はありません。
パッケージはこのような感じ。今トレンドの自立型パウチに入っており、上部のチャックで保存ができます。犬と猫両方のイラストが付いていますが、猫が上すぎて、封を切ると見切れてしまうのが残念…。中が見えるように透明な窓付きです。
それぞれのピースは、猫だったら一口大でおやつにぴったりのサイズです。現在預かっている保護猫に食べてもらいました。この保護猫ちゃん、意外とグルメでチュールに興味がない強者で、いろんなスナックを試してみましたが全然食べてくれず残念に思っていました。
かなり偏食気味の子ですが、この商品だけは目の色を変えて食べてくれました!今流行りのクリーンイーティングを実践しているのかもしれません。リピはありです!ちなみに先月新登場したクランベリー入りの猫用お菓子は完全無視でした…。
【3】ストロベリー・クリームジェラート(USD3.49)
2月下旬に限定販売で登場したのが、ストロベリー&クリームジェラート。苺を使用した春っぽいアイスは限定販売なので購入してみました。容量は473mlでお値段約3.5ドル。
パッケージはこのような感じ。ピンクとクリーム色のバイカラーがなんとなくレトロです。主原料は多い順から「無脂肪乳→水→砂糖→ストロベリーピューレ→ブドウ糖果糖液糖(コーン、小麦)→ココナツオイル」。原産国は本場、イタリアです。
蓋を開けると透明のフィルムが貼られており、それを剥がすとジェラートが登場します。苺のピンクが非常に鮮やか。映える見た目です。クリームの箇所にバニラビーンズの粒々が、結構の割合で入っているのが分かります。質感は緩めで、凍っていても柔らかでスプーンで簡単にすくえます。
食べた感想ですが、クリームの部分はバニラ味ではなく独特の味わいがします。どこかで食べたけれど、思い出せないような味、おそらく子供の頃に食べた人工甘味料の入ったアイスクリームのような感じ。バニラビーンズが多く見える割には、特にバニラを感じません。ストロベリーの部分は果肉が意外とふんだんに入っており、酸っぱさがあって食べやすい味わいです。個人的にはストロベリーの方が好きで、どちらかというと苺だけで満足な感じ…。リピは多分なし。
【4】ゴールデンベリー(USD3.49)
3月に入って登場したのがこのゴールデンベリー。季節のフルーツで、限定商品です。ゴールデンベリーとは、ナイトシェード科の植物の一種で、アンデス山脈の麓コロンビア、エクアドル、ペルーの3カ国で栽培されているそう。ビタミンとミネラル分を多く含むことからスーパーフードと呼ばれています。
こちらがパッケージの様子。6ozの透明プラ容器に入っており、原産国はコロンビアです。トロピカルフルーツ特有の甘酸っぱい香りがします。
サイズはプチトマトと同じくらいで、触るとほおずきやトマティーヨのようなべたっとした粘着をしています。しっつかりと洗ってもこのベトつきは取れません。食べた感想ですが、まずトロピカルフラワーのようなフローラルな風味が鼻から抜けます。これはどんなフルーツにも例えられない新感覚。味わいは柑橘系のほのかなほろ苦さが引き立つスターフルーツのような爽やかな甘さ。個人的にはすごく好きな味です。リピートはあり!
【5】シラチャスパイス(USD2.99)
最後は2月最終週に登場したシラチャスパイス。アメリカでは知らない人がいない、あの有名なシラチャソースの乾燥バージョンです。通常のスパイス容器と同じサイズ容量は71g、お値段は3ドル。
こちらがパッケージの様子。ガラス瓶に入っており、赤い唐辛子のような色をしています。主原料は多い順に「にんにく→砂糖→コーシャー塩→パプリカ→酢」。人工調味料(Natural Flavor)は使われていません。
中の様子はこのような感じ。白と朱色がまだらになったパウダーです。麺料理やお肉、豆腐、スープ、卵料理に振りかけて食べる方法が推奨されています。舐めてみると、まず酸っぱさが最初に来て、それから辛さと甘みを感じます。
推奨通りに卵焼きを作る際に使ってみました。食べてみるとガツンとしたガーリックの主張と辛さを感じます。タイ料理のような風味で、がっつりとしたおかずに向いている感じです。辛さがあるのでほんの少しだけ使うと隠し味にはいいかも。色々使ってみないと分かりませんが、個人的にそこまでシラチャは使わないので、リピはおそらくなし。
最後に
2023年3月上旬あたりに登場したトレジョの新商品をレポートしました♪ 今回はフルーツから調味用、アイスクリームまで幅広いラインナップを試すことができた印象です。そろそろイースター商品が出てくる時期、来月もまた気になる春の新商品をご紹介します。