【トレジョhaul】セレクトハーベスト・キュレートコーヒーを飲んでみた!

トレジョのコーヒー豆といえば、シングルオリジンのスモールロットシリーズを不定期でお伝えしていますが、今回、2021年5月に引き続き2度目となる2種類の焙煎豆を50/50でブレンドした「キュレートコーヒー」が登場しました。

2度目の登場となるキュレートコーヒー!

2021年5月に登場して以来、お見かけしていなかったキュレートコーヒーシリーズ、1年以上たった8月上旬に突然店頭に登場しました!このキュレートコーヒーとは、全く産地の違った2種類のコーヒー豆を、ちょうど半分の50/50の比率でブレンドしたもの。

前回コロンビア・トリマ産と、タンザニア・マウント・メルー産のブレンド豆がいきなり登場し、シリーズでもはじまるのか?と思いきやそれきりでした…。いきなり期間限定で登場するキュレートコーヒー豆、もしかしたらシングオリジンにするには足りない産地を掛け合わせてプロデュースされているのかもしれませんが、実際のところよく分かりません。

前回との比較

こちらが前回登場したセレクトハーベスト・キュレートコーヒー。紺色のパッケージに黄色のバナーとアフリカ大陸が描かれています。文字と情報量が多い地味なデザインが印象的でした。

今回登場したのがこちら。同じように紺色のパッケージ、そして今回は水色のパッケージに、中米大陸が描かれています。同じようなテーマのデザインなので、なんとなく見覚えがあり思えている消費者も多いのでは?という印象です。そしてインフレが続くアメリカで、なんと値段は据え置きのUSD9.99! 去年の5月と全く同じお値段です!

【1】エルサルバドル・パカマラ

それでは今回の産地を見ていきましょう。まずは、エルサルバドルのパカマラ。エルサルバドル産は、2020年9月にスモールロットコーヒーで登場した以来です。この時はサンタ・アナ火山周辺のコーヒー豆でしたが、今回も同じサンタ・アナ火山のアパネカ ラマテペック地域の火山性土壌で栽培されたコーヒー豆のよう。ちなみには、パカマラとはパカスとマラゴジペの交配種で、産地ではなくコーヒー豆の種類を指すようです。ニカラグアのコーヒーはほのかに甘くフローラルな香りが特徴のようですが、パカマラはオレンジ・ジャスミン・チョコレートなどの風味豊かなアロマがするとのこと。

【2】ニカラグア・マラゴジペ産

続いてはニカラグア。ニカラグアもコーヒー豆も同じく、2020年11月サルタナ・デ・ノルテ産がスモールロットシリーズで登場しています。コーヒーの生産国として世界的に知られているニカラグア、今回はマラゴジペと呼ばれるコーヒー豆です。これは別名エレファントコーヒーとの愛称で知られており、通常のアラビカに比べて2/3ほどの大きさ。クセのない優しい味わいと、キャラメルと蜂蜜のアロマが特徴です。良質で飲みやすいためサンフランシスコのクラフトコーヒー店でもよく見かけます。良質なニカラグアのマラゴジペがUSD10以内で買えるのは、かなり良心的だと言えます!

パッケージデザイン

今回のパッケージもネイビーが基調となった落ち着いたデザインです。中央に中米大陸が描かれ、エルサルバドルとニカラグアの産地が星マークで記されています。サイドは、それぞれの産地の地図と特徴が明記されており、裏面はキュレートコーヒーの説明。読んでみるとそれぞれ収穫と焙煎が行われ、最後にブレンドされた豆のよう。全体的に地味で情報量が多く、なんとなくトレジョらしくないパッケージデザインです。


開封レビュー

コーヒー保存袋はアルミ製で、上部をハサミで切ってクルクルと折り畳んで使うスタイルです。開けた様子がこちら。開けた瞬間に焙煎豆特有の香りが広がる、といったらそうでもなく香りに関しては一般的です。

コーヒー豆の詳細

100%アラビア種のブレンド豆、まず豆の大きさがバラバラな印象を受けます。おそらく大きな豆はニカラグアのエレファントビーンズのよう。バリはないけれどカケのあるコーヒー豆もちらほら入っており、選別はあまりしっかり行われていない印象。意外と大粒の豆が多く、50/50というよりニカラグアの豆の比率が多いように感じます。パカラマはミディアムロースト、マラゴジペはライトローストですが、見たかぎり均一の色合いで違いは分かりません。マットな質感ですが、ほんのり光沢感もあります。

フレンチプレス&ドリップ抽出で比較!

それではここからは、フレンチプレスとハンドドリップの2種類の抽出方法で味を検証します。

フレンチプレス

まずはフレンチプレス。粗めにグラインドした後、5分抽出します。17gの豆に対して200℉(93℃)のお湯を200ml入れ、1分後に攪拌。4分後にプレスしてマグカップに注ぎます。味の感想ですが、口に含むと適度な酸味を感じます。飲み口はスムーズでコクはそれほどありませんが、確かにマイルドです。

ハンド・ドリップ

続いてハンドドリップ。10gの豆を中細挽きでグラインドしたあと、フィルターに入れます。一旦蒸らしたあと200Fのお湯でドリップし、200ml分のコーヒーを抽出します。

ドリップにすることで、酸味と雑味がなくなりなめらかな味わいに変化しました。雑味が抜けたからか、マラゴジペ豆の特徴通り、非常に飲みやすい味わいです。コクがなくあっさりとした味わいで、ストレートで十分美味しく飲めます。甘味料を足しても合いそうですが、クリームだとちょっと物足りなく感じるかもしれません。全体的に今までのスモールロットと比べても、かなり飲みやすい味わいです!


最後に

2021年以来1年以上ぶりに登場したキュレートコーヒー、今回のブレンド豆は飲みやすくストレートが好きな方にぴったりです。期間限定ですが、8月中は店頭で入手できると思えるため気になる方はぜひチェックしてみてください♪

参考記事

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