2021年1月から地味に続くコーデックスプランツの成長記録。夏至を迎え夏真っ盛りの北カリフォルニア・サンフランシスコで、鉢植え栽培を行っているコーデックスは、フィランサス・ミラビリスとステファニア・エレクタの2種類。前回はあまり調子が良くなかった状態でしたが、冬越しした現在の様子をお伝えします。
コーデックスプランツ(塊根植物)とは?
ジャガイモのようなずんぐりとした見た目と、厚い木の層のような表面で覆われた多肉植物が「コーデックスプランツ(Cordex Plants)」です。幹の部分が膨らんだタイプが多く、根っこや葉の代わりにここの部分に水分を蓄えるのが特徴。すっきりとした見た目ではなく、どちらかというと不恰好なシルエットで育てていくうちに愛着が湧いてきます。
代表的なコーデックスプランツとして挙げられるのが、マダガスカルのバオバブやの木や、園芸センターでよく見かける小さなガジュマルの木(Ficus Microcarpa)。一風風変わりな見た目が、近年インテリアのおしゃれなアクセントとして人気です。
Etsyで買ったフィランサス・ミラビリスの様子
2021年4月にEtsyで購入した3株のフィランサス・ミラビリス。前回レポートした2022年1月の様子がこちら。全体的に茶色になってきて元気がなく、枝も重力で下がり気味です。
こちらが1ヶ月後の2月の様子。塊根の部分から伸びた茎が茶色に変色し、枯れてきています。この後全ての茎が枯れ、葉が落ちてしまいました。
4月頭に2本の塊根から枝が伸び始め、新葉が出ましたが、残りの1本は枯れたままの状態。水やりの際に触ってみると中が空洞になった状態でポッキリと折れてしまいました…。なぜこの子だけ冬越しの間に枯れてしまったのか、原因はよく分からないままです。
6月下旬の様子はこのような感じ。生き残りの2株は、大きく枝が広がり綺麗な葉っぱを付けています。
こちらが濃い緑の枝。6枚の葉のほかに、新たな新葉が成長中。
もう1本の塊根から伸びた枝。こちらは淡いグラデーションが華やかです。
ステファニア・エレクタの様子
前回モビールのように左右に大きく伸びた枝を矯正し、1本が枯れてしまったステファニア・エレクタ。この後、茶色の茎部分が根元から枯れ落ちてしまいました。
唯一残った1本も、2月になると徐々に元気が無くなってしまいました。
あんなに綺麗だった葉は両方とも黄色に変色。当然ながら、この後1本目と同じ経路をたどり、丸い塊根だけが残った状態で冬を越しました。
生きているのか死んでしまったのか分からない状態が数ヶ月経ち、小さな新芽が出てきたのが5月初旬。
そして現在の様子。緑の新芽がそのまま成長を続けてくれ、順調に伸びてきている状態です。先端にブロッコリーのような状態の塊も見受けられます。
よく観察してみると、新たに別の場所から新芽が出てきているのがわかります!
過去の記録を見返してみると、去年は5月の段階で茎が伸び、7月にはすでに新葉が出てきていたので、今年の成長はわずかに遅めと言った感じ。今年は何枚の葉っぱが成長するのか、今後もレポートします。
ホヤの花観察記録
我が家のホヤで唯一、毎年開花してくれる「スタンダード・カルノーサ」。今年も春先にペダンコが膨らみ始めました。すでに先端部分がピンクがかっています。
2週間後の4月12日の様子。膨らみがあった先端部分が伸び、蕾の集合体が膨らんでいるのが分かります。
4月25日の様子。先端部分が緻密な五角形に変化しています。まるで星のような形の可愛らしい見た目です。
今年開花したのが4月29日。今年もたったひとつのペダンコから開花しました。スタンダード・カルノーサは、北カリフォルニアの気候に合うのか庭先などにも自生しているようですが、我が家の子は新葉が何枚か出てきただけであまり大きな変化はありません。来年こそは新たなペダンコが出てくれることを期待しています。
最後に
前回のレポートから半年経った現在のコーデックスプラントの様子をお伝えしました。コーデックスをお迎えしてから2年目となる今年、栽培のコツも徐々に分かってきた段階です。現在は、もうちょっとふっくらした塊根のフィランサス・ミラビラスを入手しようか悩み中。また半年後あたりにレポートします♪
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