ベニスビーチの人気ベジタリアンカフェ「ブッチャーズ・ドーター」。マンハッタンにもウェストヴィレッジのハドソン通り沿いにカフェがあります。ヘルシーで見栄えの良いカリフォルニアスタイルブランチ、ニューヨークで楽しんでみませんか?
「ブッチャーズ・ドーター」とは?
LA発の人気ヘルスコンシャス・ベジタリアンカフェ「ブッチャーズ・ドーター」。名前の通り精肉店の娘さんが始めたお店で、地元の食材をふんだんに使ったヘルシーで見栄えの良いプラントベースのメニューを提供しています。2022年1月現在は、本店のベニスビーチのカフェのほかに、ニューヨーク市内に2店舗・ブルックリンに1店舗のカフェを展開中。
凝ったメニュー展開はもちろん、おしゃれな外観や白と木目調とメインにした観葉植物溢れる内装は、ニューヨークにいながら、開放的で明るいカリフォルニア気分を味わえる場所としてローカルに人気です。
「ブッチャーズ・ドーター」の場所とアクセス方法
ウェストヴィレッジ店は、メイン通りとも言えるハドソン通り沿いに店舗があります。店舗自体はハドソン通りとバンク通りの角にあり、ミッドタウンからは地下鉄1,2,3線(赤線)の利用が便利。
14丁目で下車し、12丁目を西に歩きハドソン通りに着いたら2ブロック南下すると右にレストランが見えてきます。タイムズスクエアからは、地下鉄で約15分の距離です。
カフェの外観と周辺の雰囲気
ハドソン通りの歩道脇に大きなパークレットが設置されています。ここのテーブルは広々としており、4人でもゆったりと食事ができるのが魅力。レストランのテーマカラーである白で統一されており、明るくポップな雰囲気です。
店頭の様子がこちら。壁やドアも全て白に椅子のブルーのアクセントが爽やか。筆者が訪れた際は、ビル自体の外壁の改装が行われており足場が組まれていましたが、通りに面した窓は本店と同じように外に大きく開かれ、非常に開放的です。
ハドソン通りに沿ってレストランやカフェ・小売店が立ち並ぶウェストヴィレッジ、小道に逸れると閑静な住宅街が広がります。歩行者も多く日中であれば通りを1人で周辺を散策しても、治安的に問題はありません。
カフェの内観
メインエントランスから見た店内の様子。店内はニューヨークらしくこじんまりとしており、右手にカウンター、奥にオープンキッチンが設置されています。テーブルは壁に沿って長ベンチが置かれており、それに沿って木製のテーブルが6つほど置かれています。
白と木彫で統一された店内は、観葉植物の吊り鉢が至るところに配置されています。通りに沿って大きく開かれた窓から自然光が差し込み、カリフォルニアらしい開放的な空間が広がっています。
メニュー展開とオーダーしたもの
まずはオーダー方法。テーブルに案内されると、そこに置かれたQRコードをスキャンし、各自スマホからメニューを観覧・そのまま支払いをする形となります。お水とオーダーしたメニューは、店員の方が運んできてくれます。
まずは「カプチーノ」。サードウェーブスタイルで、ラテアートが施されています。ミルクフォームがちょっと柔らかめでしたが、酸味の少ないコクのある味わい。ただ1杯USD6と、値段設定は少々高めです。
人気メニューの「ジュースフライト」。コールドプレスの中から4種類のジュースを選んで飲み比べができます。こちらは、時計回りにビーツと生姜の効いた「レッド」→パッションフルーツとパイナップルの「ピュア・パッション」→ケールときゅうりがブランドされた「ゴッドネス・グリーン」→グレープフルーツとターメリックの「ハニー・ビー」の4種類。色が鮮やかで、どれもすっきりとしたおいしさです。明るい色合いで気分が上がるほか、旅行中に酵素が足りていないと感じたときにピッタリです。
ベニスビーチのパンケーキが好きなので、「ブッチャーズ・パンケーキ」をオーダーしてみたら、全く違った見た目と味わいでした…。こちらは米粉を使ったグルテンフリータイプ。生地のふんわり感が少なく、どちらかというとフラットな食感。こちらに関しては可もなく不可もなしと言った感じ。
ちなみにこちらがベニスビーチ店の「バターミルクパンケーキ」。トッピングに手作りのグラノーラがのっており歯ごたえが良いだけでなく、ベリーソースとの相性も抜群。行くと必ずオーダーするメニューです。これが食べられると期待していただけにちょっと残念…。
手作りグラノーラにココナッツヨーグルトがのった「ココナッツヨーグルト&グラノーラ」。季節のフルーツがトッピングに使われており、見た目が華やかです。ココナッツヨーグルトはプラントベースとは思えないほどのコクがあります。ただ所詮グラノーラなので、まぁ想定通りの味わいです。
ベニスビーチとの比較
筆者たちがよく訪れるL.Aの本店と比較。まずは外観。「アボット・キニー通り」沿いに面した店舗は、通りの窓は全て大きく開かれ、開放的な雰囲気です。ウェストヴィレッジ店と同様に店頭に多数のテーブルが置かれていますが、やはりL.A店の方が広さがありありゆったりとしています。
店内はウェストヴィレッジに比べてかなり奥行きがあり、広々とした印象。アボット・キニー通りから差し込む明るい太陽光と天井のスカイライトで奥まで自然光で溢れています。
メニュー展開に関しては、L.A店の方がより選択が多い気がしました。キッチンの規模が違う、という面もありますが、ブランチのメニュー数や店頭にあるペーストリーなど品揃えがより豊富です。
最後に
カリフォルニアスタイルの朝食と内装を楽しめる「ブッチャーズ・ドーター」。場所や雰囲気は申し分ないのですが、ニューヨークのほかのカフェを比べると比較的割高なのにメニュー自体は平均的かな、というのが正直な感想です。ニューヨークにお住まいで、カリフォルニア気分を味わいたいとき、ヘルシーなベジごはんを食べたいときなどには便利。ベニスビーチ本店の方に行く機会があったら、こちらをぜひおすすめします♪
店舗情報
- The Butcher’s Daughter
- 住所:581 Hudson St, New York, NY 10014
- 営業時間:8AM-9PM 金土 8AM-10PM