チェンマイの町の西外れに位置するワット・ウモーン寺院。ドイ・プイ山の麓にあり、森の中に佇む静かな寺院は、洞窟の中に仏像が祀られた神秘的な場所としても知られています。
市内からのアクセス方法
チェンマイの中心・旧市街からのアクセスには、UberやGrabなどの配車サービスが便利です。旧市街からお寺までは約5km・車で10〜15分の距離で、徒歩でも1時間ほどあれば到着します。ただし旧市街からは山に向かって上り坂となるため、歩くのであれば帰りがおすすめ。Grabを使った場合は、旧市街から寺院まで約50〜100バーツ(170〜340円)の料金が目安となります。
お寺の正門奥には車がUターンできるほどのスペースと駐車場があり、ここで乗り降りが可能。帰りの車もここで待つ形となりますよ。
寺院の見どころ
山の麓にあるお寺は、面積が広く凛とした静けさが漂っています。敷地内には僧院も併設されており、僧侶の姿をあちこちで見かけることができるのも特徴です。
第一の観光名所である洞窟は、この入り口から山の方向に徒歩で5分程度の距離。英語で「Tunnel(トンネル)」と書かれた標識に沿って向かいましょう。
洞窟内は土足厳禁です。入り口で必ず靴を脱ぎましょう。茶色のタイルが張られた床は、綺麗に清掃が行き届いています。洞窟の中はひんやりとしており、一定間隔で足元灯が置かれており、奥を進む際に両サイドの壁に小さな仏像が飾られているのを見ることができますよ。
以前は僧侶の瞑想に使用されていたという洞窟、現在は観光客の増加によって一般人のお参りのみに使われています。
長く伸びるトンネルは狭いため、観光客が多い時間帯は人混みで長居ができません。ここを訪れるのであれば、朝早くに出向くとよりゆったりとした気持ちで過ごせます。
洞窟の中で参拝を完了したら、続いて向かいたいのが、スコータイの影響を受けた仏塔。仏塔の上部にベルを乗せたような形と、素朴な色合いが特徴となり、修行中の僧侶がここで参拝を行なっている姿を垣間見ることができます。
後は、手入れが行き届いた庭園をゆったり散策してみましょう。境内の中には大きな池があり、ここで鯉の餌付け体験も行えます。森の中を散歩しているような雰囲気を味わる素朴な寺院は、きらびやかなドイ・ステープとは違った魅力に満ちています。
最後に
700年の歴史を持つワット・ウモーン寺院、チェンマイでの寺院巡りにぜひ訪れてみてくださいね。
スポット情報
- ワット・ウモーン寺院
- 住所:135 หมู่ที่ 10 Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200, Thailand
- 時間:5AM–8PM
※記事内のタイ・バーツから日本円への換算は、1THB=約3.38円で計算しています