【サンタクルーズ観光】重力が歪む！？森の中での不思議体験「The Mystery Spot」

サンタクルーズの山奥にある観光名所が「ミステリースポット」。強い磁場の影響で、重力の常識が通用しない不思議スポットは、非日常な空間を体験したい方におすすめです♪

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ツアーまとめ

ツアーに掛かる時間：45分
開催頻度：1時間に5回
ツアー料金：参加者ひとりにつき8ドル＋駐車料各車5ドル
注意事項：荷物はなるだけ持たない・サンダルより靴の着用がより安全

サンタクルーズの山奥に位置するミステリースポット

レッドウッドの森の奥に位置する「ミステリースポット」。ここはわずか46メートル四方内だけ磁場が極端に狂っているエリアを指し、その原因は未だ解明されていません。その極端さはコンパスを使うと北が南を向くほどで、実際に足を踏み入れるとその圧力を肌で感じることができます。

ここには1940年に建てられた小屋が、そのまま坂を3メートル滑り落ち斜めに傾いた状態で現存しています。そしてこの小屋の中こそが、この不可思議な磁場の狂いの中心。このエリアに近づいただけで、気分が悪くなったり立てなくなる人も多く、この不思議な感覚はまさに直接自分で行って体感することで納得できます。

ミステリースポットのアクセス方法

アクセス方法ですが、サンノゼの街からは車で約40分の距離。17号線を南下し、25分ほどしたら17号線とブランチフォルテドライブ（Branciforte Dr）に分かれるため、そこからブランチフォルテドライブを10分進むと、右手に画像のようなミステリースポット入り口のサインが見えてきます。サインが見えたらそこを左折し、数分進むと専用駐車場に到着します。

サンタクルーズの市街地からは、そのままブランシフォルテドライブを北上。約8分でサインが見えてきます。

ツアー参加までの手順

ミステリースポットの専用駐車場に到着したら、空いた場所に車を停めます。そのままゲートの中に入り、チェックインブースに向かいましょう。ツアーは約15〜18人編成で、12分毎に行われています。事前に予約をしておくと、より確実です。ただ時間帯に関してはかなり応用が効き、11時の予約なのに11時12分のツアーを割り当てられたり、一個前のツアーに入る？と聞かれたり、現地の状況によって調整が行われています。

2022年6月現在、ツアーの料金は1人USD8（3歳未満と現役軍人は無料）、それから現地でチェックインの際に駐車場代USD5を支払うシステムとなります。この駐車場代は、なぜか事前にオンラインでの支払いができません。支払いにクレジットカードを使った場合更に追加USD2の手数料が掛かるため、現金5ドルをあらかじめ用意しておくと便利です。

チェックインが無事に終わると、開始時間が手書きされたレシートを手渡してもらいます。この時間帯までにお手洗いなどの使用を済ませ、チケットブースの右側に待機しておきましょう。ちなみにこのレシートはツアーの開始時点でガイドに手渡す必要があるため、無くさないように保管しておきます。

ツアーのハイライト

ここからはこのツアーで一体どのような体験ができるのか、ハイライトをざっと説明します。

1. イントロ

ツアーの時間になると、放送が流れ鉄製の黄色の改札を潜って中に入ります。中に入った時点で、レシートを係員に手渡しましょう。まずはここで、ツアーガイドがおなじみの「やぁみんな、どこから来たー？」「ミステリースポットは初めてかい？」と場の雰囲気を暖めてくれます。

「来たことがある」といった参加者に「いつ来たの？」と聞き「○年前か〜、大丈夫。その時から何も変わったことはない！」と返したり、「安心して、僕は8ドル以上のジョークは言わないからさ！」などと数多くの薄いジョークを炸裂。和やかにツアーが始まります。

2. デモストレーション

続いては、数分ほどミステリースポットの生い立ちに付いて説明があり、いよいよ不思議体験のデモストレーションが開始。磁場が狂っている証拠として、まずその場が水平であることを証明し、立ち位置を変えるだけで身長が違って見えるという体験を目の当たりにします。これに関してはツアー参加者全員「ふーん」といった程度で終了。

3. 中心部までの坂を登る

続いて、チェックインの小屋に貼られたポスターを指差し、「彼女の名前が何だか知ってるかい？そりゃアイリーンだよ、I lean （傾く）だけに！」と今まで何百回も言われたであろうジョークを展開。

このジョークの後、いよいよ磁場が狂う中心部まで続く坂道を登ります。この坂を登る際に、「強い圧を感じるよ」と言われますが、正直「うーん、そんなものかな？」といった感想。

4. 小屋の前での不思議体験

いよいよ磁場が狂う中心に立つ小屋の真横まで到着し、ここで不思議な現象を披露してもらいます。この時点で、確かに小屋の方向から出てくる圧を感じはじめます。小屋に向かって立つと、確かに押されているような圧があり自然に全員が斜めに立っていることに気づきます。

ここからは、ガイドが水がなぜか上に流れたり、ボールが上に向かって落ちていく現象を披露。そうこうしているうちに前のグループが反対側から小屋を出るので、室内に入るように促されます。

5. 小屋の中での不思議体験

いよいよ室内に足を踏み入れます。中に入った途端に感じるのが、強いめまいのような感覚で、足元がぐらぐらして真っ直ぐに歩くことができません。やっとの思いで中に入るとカウンターの上にガイドが立ち「ここまで斜めになっても倒れないよ」とのデモを披露。

それから隣の部屋に移り、いよいよこの現象の中心部である鉄のボールがぶら下がった場所で「ボールを引くととても軽いけど押すととても重い」「この梯子を登るのはとても簡単だけど降りるのはかなり大変」「ここにぶら下がるのはとても簡単にできる」と4箇所でのデモを行い、それから10分の間それぞれの参加者が実際に同じ体験に挑戦します。

室内は斜めになっているほか、鉄のボールがある位置から強く押される圧を感じます。またここでカメラを使うとさまざまな誤作動が頻繁に起きるため、意外と時間を取られます。ただし室内でのステイは10分と厳しく守られているため、できるだけ早くいろんなデモを体験したり、不思議な現象を写真を収めましょう。