アメリカで人気のエスニック料理と言えば「タイ料理」。サンフランシスコにももれなく数多くのタイ料理店がありますが、ベジタリアンに特化したレストランはわずか一軒のみ。テンダーロイン地区にあるベジタリアン専門店「タイ・アイデア」をご紹介します♪
タイ・アイデアへのアクセス方法
テンダーロイン地区の西端に位置する「タイ・アイデア」。ユニオンスクエアからは、バスでのアクセスが便利です。ゲーリー通りから東行きの38番（V. A. Hospital行き）に乗り、Larkin & Geary 通りで下車。後はそのまま東に向かってGeary通りを半ブロック歩き、Polk通りを左折します。そのまま2ブロック歩くと、左側にレストランが見えてきます。バスの乗車時間は約7分です。
ここでの注意点は、大通りであるゲリー通りとポーク通りを使うこと。徒歩でも約20分程度の距離ですが、テンダーロインを横切る場合、治安の悪い箇所があるので、ポスト通りとポーク通りを使うルートがおすすめです。夜に向かう場合はシェアライドを利用しましょう。
レストランの外観
ポーク通りに面したレストラン、黒を基調としたスッキリとした外観です。左に隣接するスパと全く同じデザインなので、初めての場合は入り口が分かりにくいかもしれません。エントランスには鍵が掛かっていますが、ドアベルを押すと店員が出迎えてくれます。
店内の様子
店内は濃い紫と木彫、白の3色が基調となったインテリアに、ゴールドをあしらったの飾り付けが数多く施されています。カラフルでごちゃごちゃしがちなタイのレストランが多い中、シンプルでシックな内装です。
どちらかというとテイクアウトとデリバリーを多く扱っている印象で、ドア付近に渡すだけのパッケージが常に数個置かれています。
オーダーしたメニュー
これまでオーダーしたメニューをご紹介します。まずはメニューの様子。メニュー自体は昔ながらの仕様で、黒縁のクリアフォルダーが使われています。ベジタリアン専用らしく、「アレルギーのある方などは、それぞれのメニューの全ての原材料を聞いてください」との注意書きが記されています。
お茶類は全てポットに入っており、人数分のカップを持ってきてもらえます。大きなポットを複数でシェアできるので、リーズナブルでお勧め。
まずは豆腐と野菜のココナッツスープ「トムカ豆腐」。野菜たっぷりのスープは、甘めで優しい味わいです。ただし不思議なことにレモングラスは入っていません。
前菜メニューの「クラッカー・ズッキーニ」。素揚げされたズッキーニは、ケチャップとマヨネーズのソースが掛かっています。シェアするのにもぴったりの、ゴロリとした大きめのサイズで満足感もあります。
こちらはカリフラワーの天ぷら「ゴールデン・カリフラワー」。天ぷらの上に甘酸っぱいタマリンドソースが掛かった一品。見栄えも良く、ズッキーニと同様、シェアするのに向いています。
タイの前菜と言えば、アメリカで大人気の「パパヤサラダ」。これはどのレストランでも食べられる一品なので、わざわざここで食べる必要はないかもしれませんが、シャキシャキとした食感のパパヤがおいしい安定感のあるメニューです。
タマリンドソースで味付けされた「バンコク・ベジ鴨」。湯葉をマッシュルームと巻いてロール状にし、バッター生地で揚げたもの。上に甘酸っぱいタマリンドソースが掛かっています。バッター生地が厚めでなんだか揚げパンを食べているような一品です。
前述したベジ鴨を蒸した「タイ・アイデアベジ鴨」。グレーズしたハニーソースがほんのりとした甘さが魅力です。蒸したベジ鴨は、しっとりとして食べやすく、付属のソースで好みで辛さ調節ができます。
筆者がおすすめするのが、カリカリに揚げた「スパイシー・ベジなまず」。ピリ辛ソースはごはんとの相性が抜群な上、野菜もたっぷり入っており、いろんな食感を楽しめます。
スイート＆サワーソースにベジ肉と野菜を炒めた「スイート＆サワーベジビーフ」。パイナップル入りで、味は日本の酢豚に似ています。定番の甘酸っぱさは、辛さが苦手な方にもおすすめ。
当レストランの人気メニュー「パンプキン・カレー」。かぼちゃが入ったほくほくとした食感とココナツミルクが濃厚。タイカレーが好きな人なら、好きな味です。
最後に
テンダーロインにあるプラントベースのタイ料理店「タイ・アイデア」をご紹介しました。ちょっとユニークなタイごはんに挑戦してみたい方、ミートレスの食事を試してみたい方などは、ぜひチェックしてみてくださいね。
店舗情報
- Thai Idea Vegetarian
- 住所：710 Polk St, San Francisco, CA 94109
- 営業時間：週日11AM–2:30PM & 5–9:30PM 週末 12–9:30PM
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