ここ数日注目となっていたアメリカ大統領選挙の結果。サンフランシスコにバイデン前副大統領の当選が確実と伝えられたのが、2020年11月7日の午前8時過ぎです。数時間が経った正午すぎの市内の様子をレポートします。
当選確実のニュースが流れたのが午前8時過ぎ
アメリカの主要メディアによって民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になったと報じられたのが、西海岸は朝8時過ぎ。週末の早朝ということもあり、サンフランシスコは比較的静かにその瞬間を迎えました。
筆者はその瞬間、ポトレロ・ヒルのカフェにいたのですが、ここでは小さな歓声が上がった程度でした。
シティーホールの前の様子
それから数時間経ったの正午あたり、シティーホールの前はこのような感じ。市役所前の広場に人が集まり、音楽を掛け路上で喜びを分かち合っています。
目の前を通り過ぎる車は、短くクラクションを鳴らし、それに応えるように人々が歓声を上げ、まさにお祭りムード満載。人集りはあるものの、遠くから見守っている人も多く、密になり過ぎず程よい人集りができている、という感じです。
ユニオンスクエア前の大通りの様子
秋晴れの天気の良い週末となり、ユニオンスクエアの目抜き通りは比較的人通りが多く賑やかな印象です。「Westfield」のショッピングセンターも、前日まではトタン板が張り巡らされ、エントランスは一箇所のみに制限されていましたが、正午の時点ですでに防護板が取り外された店舗もあり、エントランスも全て開放されています。
リベラルな街として知られるサンフランシスコでは、4年前にトランプ現大統領が当選した際は大きなデモ行進が連日続き、今回も同じような事態が懸念されていました。今日のニュースで、暴動などの心配はほぼなくなりました。
週末とあり防護板の撤去は来週以降になりそうですが、通りの店舗は通常通り営業を続けています。
フェリーターミナルの様子
サンフランシスコの目抜き通り「マーケット通り」の1番端にあるのが、フェリーターミナル。毎週土曜日には屋外ファーマーズマーケットが開催される賑やかなエリアですが、ここの広場でも大きな人集りができています。
広場には大きなトラックが乗り入れられ、そこがステージ代わりとして使われており、ちょっとしたイベントのような雰囲気。
このステージを中心に人々が集まっているため、市役所前に比べると割と人と人の距離が短い感じです。
最後に
当選確実のニュースが流れた11月7日、市内の様子をお伝えしました。リベラルな風潮が高いサンフランシスコでは、既に歓迎ムードに包まれています。今後も引き続き街の様子をレポートします。