コロナ禍の後、徐々に新たなカフェがオープンしつつある市内、西SoMaのThe Hubと呼ばれるエリアに建設された新たな高層ビルの一階にブルボの新店舗が2022年5月にオープンしました。無機質なデザインが特徴の店舗をご紹介します。
ブルボ The Hubの場所とアクセス方法
2021年にミッション通りとバンネス通りの角にオープンした高層ビル「Fifteen Fifty」。バレーパーキング・コンシェルジュ付きの40階建てタワーマンションの一階にはラグジュアリージム「エクイノックス」があり、その真横のバンネス通り沿いにブルーボトルがオープンしました。
ほぼ市内の真ん中という立地条件は、どこからでもアクセスしやすいのが魅力。ユニオンスクエアからは路上電車Fに乗ってバンネス通りで下車するか、パウエル通りからMUNIに乗車し、バンネス通り駅で下車が可能です。乗車時間は約5分程度で、下車した駅からは徒歩でわずか数分の距離になります。
カフェの外観
バンネス通りから見たカフェの外観。新築ビルの一階にあり、窓には全て通りを反射するマジックミラーが使われています。ブルボのサインは小さな青いボトルのみで、オフィスビル特有の無機質な印象です。
周辺の様子や雰囲気
ラグジュアリージム「エクイノックス」を右にブルボまで続く歩道の様子。ここ近辺は現在再開発エリアとなっており、新たな歩道は幅も広く、ゆったりとした印象です。このまま真っ直ぐ歩くとサンフランシスコの繁華街「マーケット通り」につながります。
ただここ一帯は再開発エリアとなり、現在建設中の土地が多く殺風景とした場所もところどころにあります。例えば、カフェの真向かい・バンネス通りを渡った歩道に立ち並ぶのがホームレスのテント。通りによって治安も変わってくるため、日中でもバンネス通りやミッション通り、マーケット通りなど人通りの多い場所を散策するようにしましょう。
内観
メインエントランスから入った様子。店内は細長い長方形の空間で、車椅子用のスロープが設置されています。クリーム色とグレーの2色で統一された、ミニマルな内装が施されています。
エントランス入ってすぐの場所にあるのが、コーヒー豆や器具を並べた販売コーナー。ここにふたつのディバイスが置かれており、カウンターが混んでいる場合は、ここから注文も可能です。
メニューとオーダーしたもの
コーヒーカウンターの上に、ディスプレーケースがあり、クロワッサンで有名なマウンテンビューの「the MIDWIFE and the BAKER」のペーストリーが並んでいます。ドリンクメニューはエスプレッソドリンクのほかに、アイスコーヒー・ハンドドリップ・お茶・スパークリングの5種類。
まず「レモンベリー・パウンドケーキ」。しっとりとした食感で、レモンとベリーが使われているため特有の爽やかな味わいです。甘さと酸っぱさのバランスがちょうど良く、凝り過ぎないおいしさです。
続いて以前から気になっていた「カスカラフィズ」。コーヒー豆を収穫する際は赤いチェリーと呼ばれる果実で、ここから種の部分だけ取り除いてコーヒー豆が作られます。カスカラは、この皮と実の部分を乾燥させたもの。
コーヒーの産地の中には、このカスカラを乾燥させて茶葉にして飲む習慣があるのだそう。そんな乾燥カスカラを煮出してシロップにし炭酸水で割ったのがこのドリンク。果実ですが微量のカフェインを含みます。トロピカルフルーツ系で、ライチに似た爽やかな味わいです。
「カプチーノ」。ヘイズバレーというブレンド豆が使われています。ミルクフォームの硬さは平均的ですが、コクがしっかりとあるスムーズな上質な味わい。楕円形のソーサーはブルボオリジナルで、カップの底にブルボの青いロゴが付いています。
最後に
サンフランシスコ市内のマーケット通り近くで、ユニオンスクエアとカストロ地区のほぼ真ん中あたりにあるブルボの新店舗「The Hub」。ユニオンスクエアからカストロまで、徒歩で散策する場合に立ち寄るのにも便利です。サンフランシスコを代表する上質なコーヒーを飲みたいときにぜひおすすめです。
店舗情報
- Blue Bottle Coffee The Hub
- 住所:55 S Van Ness Ave, San Francisco, CA 94103
- 営業時間:6:30AM-6PM