2021年1月から地味に続くコーデックスプランツの成長記録。徐々に晴れの日が増えはじめ、日照時間も長くなってきた北カリフォルニア・サンフランシスコ。冬も終わりに近づいたフィランサス・ミラビリスとステファニア・エレクタの鉢植え、その後の様子をご紹介します。
コーデックスプランツ(塊根植物)とは?
ジャガイモのようなずんぐりとした見た目と厚い木の層のような表面で覆われた多肉植物・コーデックスプランツ(Cordex Plants)。幹の部分が膨らんだタイプが多く、根っこや葉の代わりにここの部分に水分を蓄えるのが特徴です。
代表的なコーデックスプランツとして、マダガスカルのバオバブやの木や、園芸センターでよく見かける小さなガジュマルの木(Ficus Microcarpa)。一風風変わりな見た目が、近年インテリアのおしゃれなアクセントとして人気です。
1月にアマゾンで購入したフィランサス・ミラビリス
まず最初にちょうど1年前に購入したフィランサス・ミラビリス。ふたつ送られてきたうちのひとつは、数ヶ月後に腐れて崩壊してしまいましたが、2つ目も11月に同じ経緯をたどりました…。結局芽を出すこともなく、この塊根が果たしてフィランサス・ミラビリスだったのかも分からず仕舞いな結果となりました。
クレームを入れようにも、購入したアマゾンのサイト自体がすでになく、まさに八方塞がり状態。わざわざタイから送ってもらったコーデックスですが、非常に無念な結果となりました。もし同じように海外から塊根を購入される方は、出店者の出店期間やレビューをしっかりチェックされることをおすすめします。
Etsyで買ったフィランサス・ミラビリス
続いては4月にEtsyで購入した3個のフィランサス・ミラビリス。コーデックスは、冬の間に葉が落ちて冬眠状態になる、という話も聞きましたがカリフォルニアが温暖であるせいか、葉が落ちることはありませんでした。ただ9月の時点で、葉っぱは薄緑で瑞々しい感じでしたが、現在はどちらかというと薄茶色に変化しています。
こちらが2021年9月の様子。こうやって比べてみると、葉の色が多少黄色がかった意外はそこまで成長に変化はありません。おそらく寒い間成長が止まっていたと思われます。
現在は、それぞれの塊根の先端から、細い茎が3〜4ほど伸びてトレイルを作っている状態です。よく見ると枝の先端から新芽が出てきています。前回からの大きな違いはやはり、茎が伸びて徐々に垂れたようになってきたこと、新葉が出てきたことが挙げられます。
今後暖かくなるにつれて、先端から伸びる茎の数が増えるのか、茎の部分がさらに伸びていき葉数が増えていくのか今後の経過を見守りたいと思います。 ちなみに画像を見る限り、現在の茎数は11本。9月の時点でチェックはしていなかったので、冬の間に数が増えたのかどうかは分かりません。
ステファニア・エレクタの様子…
9月の時点で2本の長い茎がモビールのように伸びていたステファニア・エレクタ、2本別方向に伸びていると場所をとってしまうので、一本の茎の方向を矯正させてみました。しばらくは良い感じでしたが、12月ごろから矯正した枝の葉が落ち、茎も徐々に枯れた状態に…。
まず、こちらがまだ元気だった9月ごろの様子。塊根の上から伸びた茎が左右に広がっています。どちらも茎とはも青々として元気です。
その後、無理矢理一方方向に矯正して数ヶ月後の12月後半の様子。枝はまだ緑ですが、葉っぱが黄色に変色しています。この後、葉っぱが落ち枝の部分が徐々に枯れてきました。
そして現在の茎の様子…。1本が完全に枯れてしまったのが分かります。たとえモビールのようだったにせよ、無理に向きを矯正してしまうとこのようになってしまいます。ご注意を!
もう片方の茎についた2枚の葉の様子。9月の画像を比べてみると全体的に黄色がかり、なんだか枯れる前兆のよう。越冬する間に茎が枯れる場合もあるようですが、暖かい場合だとこのように徐々に枯れるケースもあるのかもしれません。今後、どうなるのが引き続きレポートしたいと思います…。
最後に
原産地がタイだけあり、寒い時期が苦手なコーデックス、シリーズ化で経過記録をお届けしていますが、今回が一番寂しい感じのレポートになってしまいました…。今後暖かくなるにつれてまた青々とした緑の葉っぱが蘇ることを期待し、また初夏あたりにレポートしたいと思います。