サンタバーバラの街から程近いガビオタ州立公園の山中にひっそりと存在する「ガビオタ温泉(Gaviota Hot Springs)」。温泉好きならチェックしたいこちらの硫黄泉をご紹介します♪
山の中にある小さな温泉
ガビオタ温泉はラス・クルーセス温泉とも呼ばれ、ガビオタ州立公園内のガビオタ山の麓近くに位置します。ほぼ手付かずの野湯で、入場料などない代わりにトイレや脱衣所などの設備も皆無です。あらかじめ水着を着用して向かうと便利ですよ。
州立公園の駐車場からはほぼ15分、山道を歩くと到着します。タオル・防虫スプレー・水ボトル・日焼け止めなどを持参しておくと便利です。また駐車場で駐車料金を支払うため現金USD2とペンは必ず持参しておきましょう。
ガビオタ温泉までのアクセス方法
ガビオタ温泉のあるガビオタ州立公園は、サンタバーバラから車で56km・約30分の距離です。 海岸沿いを走るUS101に北にゴリータ(Goleta)の街を抜け「Exit 132」でハイウェイを降ります。降りるとハイウェイに並走した道路があり、ここを使って州立公園の駐車場に向かいます。
車を停めたら、トレイルヘッドにある料金箱に駐車代(USD2.00)を投入します。投入箱に封筒が置いてあり、この封筒に日付と車のプレート番号と時間を記入し、現金を入れる形となります。
温泉までは約15分のトレイル
トレイルヘッドから左方向に「Hot Springs」の表示に沿って山の中の小道を歩きます。南カリフォルニアの山中は小さな虻が多く、しつこく付いてくるため防虫スプレーなどがあると便利です。トレイル自体は高低差はそこまでなく、比較的難易度が低いため、子供連れでも楽しめますよ。
10分ほど歩くと右方向に細い小道があり、ここを使うと温泉への近道ルートとなります。
この小道に沿って数分進むと右手に小川が現れ、この小川の上流に硫黄の香りと共に青い色の温泉が見えてきます。
2層の温泉を楽しもう!
硫黄泉の浴槽は上部と下部に分かれています。水温はぬるめの36〜37度程度です。
温泉をしっかり楽しみたいなら下層がおすすめ
温泉にしっかりと浸かりたいのであれば、下部がおすすめ。深さがあり、座って浸かれるように人工的な石組みが施されています。底部分が見えないほどミルキーな濁りがあり、天然ミネラルが沈殿物として溜まっているのが分かります。
ただし浴槽は5人も浸かれば結構ギチギチになる広さなので、先客がいる場合は待つ場合も。浴槽部分の真上に生える木々がうまい具合に木陰を作ってくれ、心地よく森林浴と共に天然湯に浸る体験ができます。
澄んだお湯を楽しめるのが上層部分!
上部のエリアは湧き出る温泉源から、小さな気泡がポコポコと上がってくるのが見えるほど澄んでいます。綺麗なお湯ですが、ここは溜まり湯のような感じで浅く、入浴するためには寝転ぶような形となります。
お湯の中に座れるような土台もなく、まさに自然そのものの状態です。どちらかと言うと足を浸して森林浴を楽しむのに向いています。
最後に
南カリフォルニアの山中にある手付かずの硫黄泉を紹介しました。ここは比較的いつも空いているため、ゆったりと時間を過ごしたい方にもぴったりです。サンタバーバラ近郊に旅行の際に自然温泉に興味のある方は、ぜひ訪れてみてください♪