2024年2月にジェームスビアード財団の映えある「アメリカンクラシック賞」を受賞したばかりのレストラン「マンダレイ」。カラフルな外観が目印の、人気ビルマレストランをご紹介します♪
マンダレイの場所とアクセス方法
サンフランシスコダウンタウンからは西方向にあるリッチモンド、さまざまなエスニック料理が食べられるレストランと閑静な住宅街として知られるエリアです。以前ご紹介した予約が取れないタイ料理店や、次世代チャイニーズレストラン、トルコ式ブランチが楽しめるレストランなどと同じエリアとなります。
ユニオンスクエアからはゲーリー通りとストックトン通りから西行きの38番バスに乗り、6番通りのバス停で下車。そのまま6番通りを徒歩で北上し2ブロック歩くと右手のカリフォルニア通り沿いにレストランが見えてきます。移動時間は約25分です。
レストランの外観
カリフォルニア通りに面するレストランの外観。黄色に濃い緑を基調としたかなり明るい配色で、存在感があります。店頭にはパークレットも設置されています。
レストランの内観
メインエントランスから入った店内の様子。奥に細長いレイアウトで、一番奥にキッチンがあります。壁沿いにテーブルが所狭しと並んでおり、賑わった印象。原色の黄色が使われた派手な色調の壁、所狭しと飾られた絵や民芸品の数々は、ミニマルでインダストリアルが主流のサンフランシスコのトレンドとはかけ離れた内装です。
エントランスから右手にある壁沿いには、2024年2月に受賞したジェームスビアード賞の記事が大きく飾られています。
メニューとオーダーしたもの
メニューはこのような感じ。細長い白紙に印刷されたごく一般的なタイプです。左に前菜、サラダ、スープ、右にメインディッシュが牛&羊、鶏、豚とプロテイン毎に記載されています。値段は大体20ドルから、と言った感じです。
こちらが王道メニューの「お茶の葉サラダ」。発酵したお茶の葉に、いろんな具材が使われた人気のメニューです。
こちらはサーバーの方がレモンを絞り、全ての具材を満遍なく混ぜてもらってからいただくスタイルです。サラダといってもナッツ類が多く、香ばしく食べ応えがあります。しっとりとした発酵茶葉とトマトを混ぜることで、絶妙なバランスの質感に。この質感と味は他と例えようがなく、まさにビルマ料理を象徴する一品です。
こちらも人気の前菜「バラダ」。インド料理のパラタに似た薄焼きパンで、カレーソースをディップしていただきます。カレールーはまさに、インドの味わい。薄焼きとなったパンは、幾つもの薄い層となっており、中国の葱油餅を彷彿とさせる質感。まさに中国とインドを組み合わせたような料理です。
こちらはパイナップルと鶏肉を炒めた「レインボーチキン」。ウォックを使った中国の炒めものに酷似しており、甘酢ベースのスタンダードな味わい。違うのはお米で、ビルマではココナッツオイルで炊いたほのかに甘いココナツ味のお米が使われます。一緒にいただくことで、中華料理だけどトロピカルな組み合わせを楽しめます。
最後に
サンフランシスコに多いビルマ料理店、これは1990年までに、ミャンマーからの米国移民のほぼ3分の2がカリフォルニア、特にサンフランシスコなどの都市部に居住するようになった背景とされます。中でも市内で最も老舗レストランとして知られるマンダレイは、ビルマの味と雰囲気を味わうのに最適。ぜひ一度足を運んでみてください♪