【観葉植物】長期栽培にお勧めのペペロミアの種類・7選!

観葉植物として人気の高いペペロミア、華やかで可愛らしい見た目が人気ですが長期栽培が難しい品種でもあります。今回は筆者が実際に育てて、長期栽培に向いていると感じるペペロミアの種類を7選ご紹介します♪

ペペロミアとは?

ペペロミアは、主にアメリカ大陸の熱帯地域に自生するトロピカルな植物です。1,500ほどの種類があると言われており、その種類の多さと葉の綺麗な形や模様が、近年観葉植物として人気となっています。多肉植物と同様、葉挿しや挿し木で簡単に増やすことができるのも特徴。スイカぺぺやルビーキャスケードなど、華やかな葉の模様や鮮やかな色合いはインテリアグリーンに最適です。

トロピカルな植物という背景から、高温多湿を好み、長期に渡って栽培していると痩せ細っていく傾向があります。筆者の経験上、薄い葉を持つカペラタタイプは徐々に小さくなっていきます。以前は20種類以上栽培していたのですが、3年以上も元気なのは今回紹介する品種になります。

1. ペペロミアホープ

  • 正式名称:ペペロミア・ホープ(Peperomia Hope)
  • 愛称:ペペロミア・ホープ
  • 原産地:メキシコ・中央アメリカ

まず一番にお勧めしたいのが、「ペペロミア・ホープ。多肉質の厚い葉と茎を持ち、環境に強いため長期に渡って栽培しても順調に成長してくれます。筆者も数株のホープを所有していますが、どれも小さくなったり枯れることもなく元気です。

直射日光を避けた明るい環境であれば、茎が伸びてくるため水刺しで増やすことも可能。乾燥に強いので、多少水やりを怠ってもダメージがありません。筆者のホープも、水刺しで根が出たら、同じ株に刺して増やしたり、新たな株を作って順調に増えている段階です。メンテがさほど必要ないため、忙しい方にもぴったり。ペペロミアの中で最も推したい品種のひとつです。

2. ペペロミア・プテオラータ

  • 正式名称:ペペロミア・プテオラータ(Peperomia Puteolata)
  • 愛称:パラレル・ペペロミア
  • 原産地:南アメリカ

ごわっとした質感と硬い茎が特徴的な「ペペロミア・プテオラータ」。プテオラータも乾燥と環境に強いため、意外と長持ちしてくれます。筆者の株は色褪せてはいるものの、小さくなったような傾向はありません。

こちらが現在のプテオラータの様子。ペペロミア特有の黄色がかった色合いに変化はあるものの、場所を変えたら新葉はまた緑に戻ってきています。硬い葉と茎を持つプテオラータは乾燥にも強く、水やりを多少怠ってもすぐに萎れてしまうことはありません。こちらも 長期栽培に向いた品種としてお勧めです。

3. ペペロミア・プロストラータ

  • 正式名称:ペペロミア・プロストラータ(Peperomia Prostrata)
  • 愛称:ストリング・オブ・タートルズ
  • 原産地:ブラジル

数多くあるストリング系の多肉植物の中で、唯一長期栽培に耐えているのが、ハートカズラとこの「ペペロミア・プロストラータ」です。他のペペロミア同様、徐々に葉のサイズが小さくなり葉の色が黄色になっていくものの、2年ほど経っても一応成長を続けています。

こちらが、2年ちょっと経過した現在の様子。残念ながら大きな鉢の方は枯れてしまいましたが、小さい方はまだ健在です。葉に厚みはあるものの、葉の大きさは縮小しています。今ちょっと調べてみたら、時間が経つにつれて葉の模様がなくなり、小さくなるのが普通ということですが、カルシウム不足の場合もあるとのこと。葉の大きさを改善したいので、カルシウムを加えてみて変化があったらレポートします。

4. ペペロミア・オブツシフォリア

  • 正式名称:ペペロミア・オブツシフォリア(Peperomia Obtusifolia)
  • 愛称:ミニゴムの木
  • 原産地:南フロリダ・カリブ海

小さなゴムの木という愛称で知られている「ペペロミア・オブツシフォリア」も意外と長期栽培に耐える品種です。この品種はIKEAやホームセンターなどでも多く見かけ、ペペロミアの中でも市場に出回っている品種。長期に渡って楽しめるのも人気の理由かも知れません。

こちらが現在の様子。窓から距離のある場所に置いていたため徒長気味だったので、夏前に移動したら新葉が出てきています。葉の表面に光沢があり、葉の色も濃い緑を保っています。こちらも同じように葉の大きさが縮小しているので、同じくカルシウムを加えてみる予定。

5. ペペロミア・スキャンデン・バリエガータ

  • 正式名称:ペペロミア・スキャンデン バリエガータ(Peperomia Scanden Variegata)
  • 愛称:ペペロミア・キューピッド
  • 原産地:メキシコ・南アメリカ

続いてはペペロミア・キューピッドで知られる「スキャンデン・バリエガータ」。この品種は多肉質で、茎の部分が太くみずみずしいため、乾燥に強いと思われます。

こちらが現在の様子。現在は徒長した分を暫定して、水刺しにし株を増やしている段階となります。徒長した分を切り取ったのでちょっと寂しいシルエットですが、葉の大きさは変わらず、色もしっかりとした濃い緑を維持しています。

6. ペペロミア・アングラータ

  • 正式名称:ペペロミア・アングラータ(Peperomia anglata)
  • 愛称:ペペロミア・ビートルズ
  • 原産地:南アメリカ

続いては、スイカのような縞模様の葉脈を持つ「ペペロミア・アングラータ」。この品種もプテオラータに似た硬めの葉を持つため、長期栽培に向いています。

こちらが2年ちょっと経った様子。ペペロミア特有の葉が小さくなったり、ボリュームがなくなったような感じは見受けらません。なんなら以前より大きくなっており、色褪せもないため長期栽培でも見劣りがしません。挿し木もしていないのに、鉢の中もこんもりとしています。個人的にアングラータは、ホープの次にお勧めの品種です。

7. ペペロミア・キューベンシス

  • 正式名称:Peperomia Cubensis(ペペロミア・キューベンシス)
  • 愛称:特になし
  • 原産地:キューバ・ジャマイカ

最後にご紹介するのが、「ペペロミア・キューベンシス」。赤い茎と緑の葉のコントラストが映える品種で、茎を伸ばしてトレイルを作ります。こちらはスキャンデンに非常に特徴が似ており、茎と葉どちらにも水分を蓄えるため、乾燥にも強く、長期栽培に向いています。

こちらが現在の様子。他のペペロミア同様、茎が伸びすぎたため暫定し、挿し木で鉢の中の株を増やしている段階です。茎の部分が色褪せ、葉のサイズも小さくなってはいますが、ほぼメンテフリーで長持ちします。こちらの株もカルシウムを足してみて、葉が大きくなるか経過観察してみる予定です。

最後に

長期に渡って楽しめるペペロミアを7種類ご紹介しました。基本的に茎が太く水分を多く含む品種と、乾燥と環境に強い葉が硬めの品種が長持ちすると感じます。購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください♪

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