【サンフランシスコ・グルメ】2024年全米ベスト・ニュー・レストラン入り！「7 Adams」

2024年6月に開催されたジェームス・ビアード賞で、全米ベスト・ニュー・レストランに選ばれた7アダムス。100ドル以下のプリフィクス・テイスティングメニューを提供する人気のレストランをご紹介します。

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ミシュランガイドと全米ベスト・ニュー・レストラン・トップ10入りの快挙！

今サンフランシスコで話題のレストランが、日本町に程近いロウアー・パシフィック・ハイツ地区の高級住宅地にある7アダムス。2023年夏に開店以降、イタリア、アメリカ、日本のテイストを取り入れた100ドル以下のプリフィックス・ティスティングメニューを提供し、そのクオリティーの高さとコスパの良さで瞬く間に人気となりました。2024年3月にミシュランガイドに追加され、そして2024年6月、ジェームス・ビアード賞で全米ベスト・ニュー・レストランに選ばれると言う快挙を成し遂げています。

7アダムスの場所とアクセス方法

日本町にほど近い7 Adams、ユニオンスクエアからは38番バスの利用が便利です。パウエル通りとゲリー通りの停留所から東行きのバスに乗車し、フィルモア通りの停留所で下車します。そのままフィルモア通りを北上し、サター通りを右に曲がるとレストランが右手に見えてきます。バスの乗車時間は約10分・移動時間は約18分です。食事の前や後に日本町を散策する方法もおすすめです。

レストランの外観

サター通り沿いにあるレストラン、黒で統一されたシックな外観です。店頭の丸い看板に水色の7と言う数字が目印。こじんまりとしたビストロのような雰囲気です。

レストランの内観

サター通りのエントランスから入ったレストランの様子。奥のパティオに繋がる奥行きのあるレイアウトで、左手にオープンキッチンがあり、カウンター裏で多数のスタッフがきびきびと働いているのを目にします。

テーブルはエントランスの窓際と、カウンター逆の壁沿いに置かれており、オープンキッチンとほぼ同じエリアとなります。こじんまりとした空間です。

エントランスから一番奥にあるのが、パティオ席。こちらにもテーブルが4つほど置かれています。観葉植物に囲まれたパティオには暖房も備え付けてあり、快適に食事ができます。

メニューとコース内容

日替わりで提供されるメニューはこのような感じ。白い紙に印刷されたシンプルなメニューで、2種類のアペタイザー、セカンド、メイン、デザートの5種類で構成されています。コースメニューは$87で、食材によって追加料金を支払うスタイルです。季節やその時に調達される食材によって変わりますが、基本としてアペタイザーには、生の魚介類、メインには黒タラ・豚肩ロース、A5和牛リブアイ（アップグレード）が使用されています。

コースメニューで先陣を切るのが、ロールパンと日本のミルクパンを掛け合わせたような柔らかいパンと自家製培養バター。アメリカにしては珍しくハードパンではなく甘味を感じるふわふわのパンで、風味の良いバターと一緒にいただけます。

パンの後にサーブされるのが、生の魚介類。左が酢漬けされたヒラマサ、柚子胡椒がアクセントになっています。右が北海道ホタテのお刺身。ホタテの甘さが引き立つ味わいです。

2品目に登場するのが、野菜の小鉢。左右共にアスパラガスのヘーゼルナッツ酢和え。盛り付けが微妙に違うのが分かります。

3品目は、パスタ。左がフォトプランクトンのリゾット。鮮やかな色合いですが、優しい味わいです。右はアップグレードメニュー（+$20）のコウイカのキタッラ。キタッラとはイタリア中部アブルッツオ地方の郷土手打ち生パスタのようです。イカ墨パスタに似ており、海鮮の旨味が効いています。

メインコースの豚肩ロース。左は桜ポークとチェダーグリッツ、ブロッコリースピガレロ。右はバークシャーポーク。チェリーマスタードソースが鮮やかです。どちらも柔らかでジューシーな質感です。

メインコースの炙り焼きの黒タラ。同じ食材と調理法ですが、シーズニングやソースによって日替わりで違った味わいを楽しめます。左はクラムバター、右はグルノーブル風ソースを使用。因みにA5和牛リブアイは、追加$40の値段設定です。

メインと一緒に出されるのが、黒ニンニクのマヨネーズ添えユーコン・ゴールドポテトのテリーヌ。一貫して日本の盛り付けの要素を感じます。

デザートは2種類から選べます。筆者が訪れた際は両方ともトーストされたルバーブにココナツアイスクリームが添えられたデザートが提供されていました。ルバーブのほのかな酸味と適度な甘さ、鮮やかな色合いが印象的です。

最後に

今サンフランシスコで話題のファインダイニングレストラン「7アダムス」をご紹介しました。どのメニューも、他では食べられない組み合わせや味わいで、以前ご紹介したステートバードプロビジョンのアップスケール版のような印象で、お誕生日や特別の日にぴったりです。1ヶ月前からの予約を受け付けているので、気になる方は公式サイトよりチェックしてみてください。