2024年4月末から5月中旬にかけて、アメリカの人気スーパーTrader Joe’s(トレジョ)に登場した新商品で気になったものを購入・レポートします♪
1. 韓国おにぎり(チュモクパプ) (USD4.99)
5月上旬、トレジョに新たな韓国食品が登場しました。植物性のプルコギと香味野菜のミックスで味付けした冷凍おにぎり「チュモクパプ(Jumeokbap)」。アメリカではあまりまだなじみのない呼び方です。
パッケージは大きめで、炊き込みご飯のようなおにぎりの写真が採用されています。内容量300g、お値段5ドル。主原料は「米→タレ(砂糖、醤油[水、大豆、小麦、食塩]→玉ねぎ→食塩。」製造国は本場韓国です。
開封した様子がこちら。個別に包装されたおにぎりが3つ入っています。このままレンチンが可能のようです。
開封した様子がこちら。伝統的にジュメオクパプは、閉じた拳の形を反映した球形をしているようですが、トレジョのはもう少しピラミッド型を採用し、ジュメオクパプと日本のおにぎりをマッシュアップしたと公式サイトに書かれています。こちら、サイズ的にはまさにおにぎりです。
レンチンした様子がこちら。韓国焼肉屋さんのような香りがします。スプーンで崩していただきました。味付けはビビンバに焼肉を混ぜたような甘しょっぱい味わい。塩分が効いており、パンチがあります。香ばしくてジャンキーで、ちょっと小腹が空いた時のおやつに良さそう。ちょっと焦がすと、さらに美味しそうだと感じます。ただ味が濃いので、食べた直後から喉が渇きます。ちょっとお高めなので、リピはおそらくなし。
2. 日本スタイル・スフレチーズケーキ(USD3.29)
5月上旬、冷凍コーナーに期間限定で日本のスフレチーズケーキが登場しました!小さいながらにも、ショッキングピンクのパッケージで存在感があります。
パッケージデザインはこのような感じ。可愛らしいチーズケーキの画像が載っています。内容量は120g、お値段約3.5ドル。主原料は「クリームチーズ(牛乳、生クリーム、食塩、チーズカルチャー、キャロブビーンガム)→牛乳→卵白→砂糖→卵」。製造国は 久しぶりに日本です!
開封した様子がこちら。厚紙のトレイに、チーズケーキがふたつ入っています。冷蔵庫で3時間ほど解凍するだけでいただけます。軽くてエアリーな感じは、冷凍のままでも伝わってきます。
断面図はこのような感じ。食べた感想ですが、シュワっとした口溶けとこのチーズの味わい…、まさにこれはチーズ蒸しパンです。チーズ蒸しパンに比べると多少密度はありますが、かなり懐かしい味。冷凍品なので保存が効くのが嬉しいところ。リピはありです!
3. ひよこ豆フジッリパスタ(USD2.99)
5月上旬、乾燥パスタコーナーに、新たなグルテンフリーのパスタが登場しました。プロテイン入りパスタは便利なので購入してみました。
パッケージはこのような感じ。黄色とオレンジで、かなり明るくポップです。内容量は340g、お値段約3ドル。主原料は「ひよこ豆→タピオカ粉→グアーガム」。 製造国はカナダです。
開封した様子がこちら。形とサイズはほぼ通常のパスタと変わりません。色はちょっと濃いめかな、と言った感じ。
約6分茹でた状態がこちら。質感、硬さ共に普通のパスタと変わりません。ひよこ豆とタピオカ粉がブレンドされたパスタ、なんでも1食あたり11グラムのタンパク質と6グラムの食物繊維が含まれているのだそう。
今回はサラダパスタにしてみました。食べた感想ですが、食感、味と共に普通のパスタとほぼ変わらないといった印象。強いて言えば、モチモチ感は少ないかな、といった感じます。これからの季節、ツナやセロリを混ぜたパスタサラダに良さそう。サラダに入れることで簡単にタンパク質が取れるので、リピはありです!
4. ビタリア玉ねぎ (USD2.99/2 Lb)
5月上旬、いつもの玉ねぎに加えて、違った種類の聞きなれない玉ねぎが登場しました。ジョージア州を代表する州野菜「ビダリア玉ねぎ(Vidalia Onions )」。なんと法律上20の郡でしか栽培が認められていないのだそう。特に、ロースト、キャラメリゼ、クイックピクルスに最適とアピールされています。
こちら2パウンドの袋入りで3ドル。生産地はジョージア州です。期間限定ということ、たまには違った玉ねぎが気になるので購入してみました。
グリルするためにスライスしてみました。びっくりするほど、玉ねぎの皮が肉厚です。まるでフェンネルみたいな厚さ。ここまで厚い玉ねぎは見たことがありません。
厚切りをグリルにし、ハンバーガーに挟んで食べてみました。味に関しては極端な違いを感じませんが、食感がしっかりとしていて食べ応えがあります。どうせ玉ねぎ、と思っていたら意外と違っていてびっくりです。リピはあり。
5. フラッタフィリング(USD$4.49)
5月中旬、乳製品コーナーにひっそりと登場したのがブラッタフィリング。期間限定商品です。ブラッタチーズが好きなので、購入してみました。
こちらがパッケージ。意外とシンプルです。内容量227g、お値段4.5ドル。主原料は「低温殺菌牛乳→低温殺菌クリーム→蒸留白酢→微生物酵素→塩」。イタリアかと思いきや、 製造国の記載はありません。
蓋を開けると透明の保護フィルムが貼られており、その中に柔らかなチーズが入っています。なんでもこちら、イタリアでは「ストラッチャテッラ」として流通しているそう。 アメリカの一般的なスーパーには見かけない種類です。
すくってみた様子がこちら。質感は明らかにクリームチーズやフレンチクリームと異なります。
トマトパスタスープにトッピングしてみました。まさにブリッタチーズの中身の部分です。それ以外の表現の仕様がありません。まろやかでクリーミーなので、パスタやサラダに合いそう。ブラッタチーズの中身は食べ切るのが大変なので、このような容器だったら量を調節するのに便利ですが、まぁそこまでしなくても…、という気もします。リピは多分なし。
6. 柚子胡椒 (USD3.99)
5月中旬、ほぼスフレチーズケーキと同時期に、日本産の「柚子胡椒(Yuzu Kosho」が登場しました。商品名もそのままユズ・コショウ。柚子はトレンド食材としてここ数年浸透しており、トレジョも定番商品として柚子ホットソースを販売していますが、こちらは本格的なペースト状のタイプです。
パッケージはこのような感じ。柚子と唐辛子のイラストが採用されています。90gのガラス容器に入っており、お値段約4ドル。小ぶりの容器ですが、日本で見かける瓶より大きめです。主原料は多い順に「青唐辛子の塩漬け(青唐辛子、塩)→ユズピール→酢酸 →海塩 →ナチュラルフレーバー」。人工添加物のナチュラルフレーバーが使われています。製造国は本場日本。
開封した様子。柚子胡椒の香りが引き立ちます。ペーストの質感は、まさにあの柚子胡椒です。
質感といい味といい、まさに日本の柚子胡椒です。特筆することはありません。以前ご紹介した柚子胡椒ソースの方がアメリカの食卓には使い勝手は良いと感じますが、和食に使うには申し分ないアイテムです。冷凍保存しておきたいアイテム。日系スーパーに行かなくても買えるのは、本当に便利。リピはありです。
7. デンマーク・プリンセンスデニッシュ (USD4.99)
5月中旬に期間限定で登場したのが、デンマークのペーストリー「デンマークプリンセンスデニッシュ(Danish Princess Pastry)」。デニッシュとはデンマークとオーストリアで流通するペーストリーを指します。本場デンマークのペーストリーはなかなか見かけないので、購入してみました。
パッケージはこのような感じ。直径約44cmと、意外と長さがあります。デンマークらしい模様と紺&赤の色合いで、アメリカのペーストリーとはまた違った可愛らしさ。カリフォルニアにあるデンマーク村「ソルバング」の雰囲気を思い起こします。内容量340g、お値段約5ドル。主原料は「小麦粉→砂糖→パーム油→菜種油→変性ポテトスターチ(2%以下)→アプリコットカーネル 」。製造国は本場デンマークです。
開封した様子がこちら。ペーストリー生地は薄く、長いアルミ容器に入っています。カスタードのように見えるのは、アプリコットの実を使ったペルシパン。
推奨された通りに、数分間トーストして食べてみました。フィリングのペルシパンはマジパンほど甘くなく、カスタードのような味わいです。生地は柔らかくもろいのですが、トーストすると表面にパリッとした質感と香ばしさが加わります。甘さが凝縮されていますが、驚くほどではありません。少量をコーヒーといただくと良い感じ。時々食べる分には良さそう。リピはありです。
最後に
4月後半〜5月中旬に掛けて、トレジョで登場した新商品を7つご紹介しました!今月は期間限定に加え、日本はもちろん韓国、カナダ、デンマークと多国籍で目新しい商品が多かった印象です。気になるアイテムがあったら、店舗から無くなる前にぜひチェックしてみてください♪